アーセナル指揮官に“嬉しい悩み”? 頭角を現した22歳MFの才能に英注目「彼は素晴らしい選手」
アルテタ監督も太鼓判、今後の出場機会を増やす可能性も
イングランド1部アーセナルで、ミケル・アルテタ監督に新たに“嬉しい悩み”が生まれているという。才能を現し始めた22歳MFが原因のようだ。英メディア「スポーツ・バイブル」が報じている。
その選手とは、昨夏ポルトガル1部ポルトから加入したMFファビオ・ビエイラだ。同国の世代別代表にも選ばれたビエイラは、現地時間2月18日のプレミアリーグ第24節アストン・ビラ戦(4-2)でチームの4点目をアシスト。FWガブリエウ・マルティネッリへの「針の穴を通すような完璧なパス」で冷静にゴールを演出している。
シーズン序盤はベンチで見守ることも多かった22歳MFについて、記事では「彼の試合への影響力の増大は、アルテタに“大きな頭痛の種”を与え始めている」と指摘。これまで台頭してきたマルティネッリ、MFブカヨ・サカ、MFマルティン・ウーデゴールが現在は先行しているとしつつも、進化の可能性を探っている。
アルテタ監督は、ビエイラがチームへの関与が増していることについて問われると「彼は近づいている。私は毎日彼を見ているし、彼が何をできるか知っているからね」と評価を上げていることを語った。
「彼は素晴らしい選手で、我々が何を望んでいるのかを正確に理解している。身体的にはこのリーグで適切なレベルで戦える状態にあると思うし、現状のスカッドにはない資質をもたらしてくれる。私は彼にもっと多くのものを与えたいと考えている」
一方、フィジカルの面では「彼がプレミアリーグの特定の選手と30個のボールを競い合う必要があるなら、彼は28個のボールを失うことになると思う」と例を挙げつつ「しかし、適切なスペースでボールを与え、彼にできる守備の仕事を求め、そして我々が望むだけの回数、彼をゴール前に立たせれば、彼はこのリーグで本当にうまくやれると思う」とビエイラの特徴を最大限に生かせるよう取り組んでいることを明かしている。
アーセナルは25日にプレミアリーグ第25節でレスター・シティと対戦予定。ビエイラのような起爆剤が、再登場する可能性も十分にありそうだ。