本田、ミラノダービーで先発落ちか トーレスも「常に本田だけがゴールを決めることはできない」と奮起誓う

 

インザーギ監督が変則の4-2-3-1を試す

 

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が23日のミラノダービーでベンチスタートとなる可能性が浮上している。21日付の地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」や「コリエレ・デロ・スポルト」など複数メディアが報じている

「ガゼッタ」紙は「インザーギ監督は4-2-3-1変形。本田はリスク」と特集。同紙によると、これまで4-3-3のシステムを採用してきたフィリッポ・インザーギ監督が20日の練習で4-2-3-1の形から守備の際に4-4-1-1に変化する戦術を確認。そのフォーメーションでは1トップのフェルナンド・トーレスの背後にジェレミー・メネズが配置されたという。

 記事では、「昨日(20日)インザーギ監督はいつもの4-3-3もやったが、興味深いバリエーションも試した。それは本田が外されるもの」とインテル戦で背番号10が先発落ちする可能性を指摘しつつ、「今日(21日)もっと意味のある練習をするだろう。本田が移動の疲れが取れて練習するから。(彼は)まだ本田にかけてもいいとインザーギ監督を納得させる練習をしようとするだろう」と最終決定ではないことも付け加えている。

 日本代表合宿参加のためチームを離脱していた本田に関してはクラブ側も疲労の蓄積を不安視していた。一方で6得点2アシストとチーム最多のゴールを決めている背番号10がミランにとって貴重な得点源であることも確か。

 思うように得点が奪えない状況に、トーレスも同紙のインタビューで「ゴールが決まらなくても5回チャンスが作れていればいい兆候だ。ただ何回かの試合では、チャンスをそれほど作れていなかった。それは問題だ。ともかく今度は我々FWの番。常に本田だけがゴールを決めることはできない……」と奮起を誓っている。

 負けられないミラノダービーに向け、インザーギ監督がどのようなメンバーを送り出すのか。最終決断が注目される。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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