森保監督の“W杯優勝”発言「中国は笑うに値しない」 日本サッカーへの畏敬に海外注目
中国世論から皮肉の声も、メディア側が牽制「笑う権利がどこにあるのか」
日本代表の森保一監督は、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)までの契約に合意し、3月シリーズで第2次政権の初陣を迎える。そんななか、次回大会での“優勝発言”を「笑うに値しない」と主張した中国メディアの反応に、韓国メディアが脚光を当てている。
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カタールW杯で日本代表を2大会連続でベスト16へ導いた森保監督は昨年末、26年の北中米W杯に向けた代表指揮官に正式決定。カタール大会では目標のベスト8入りは叶わなかったなか、次回大会では「世界一を目指して頑張りたい」と、今月行われた講演会で宣言していた。
この発言に中国メディア「網易」が注目。世論から上がった「準々決勝にも進めなかった国がおかしい」「妄想に陥る」との声を、コラム内で「強豪国との差はどんどん縮まっている。夢に向かって頑張っている人を笑う権利がどこにあるのか」と記している。
日本サッカーに畏敬を示すような見解を綴った背景には、中国サッカー界の惨状がある。カタールW杯出場を逃した中国はサッカー協会の会長や前代表監督のリー・ティエ氏が規律違反で摘発。スキャンダルが取り沙汰される“恥”を晒すなかで、口を出す立場ではないことを訴えかけたのだ。
韓国メディア「CNB news」はこの報道に脚光を当て、「中国は笑うに値しないと批判した」と注目。ライバルの日本を率いる森保監督の発言に対して中国メディア側が取ったスタンスに熱視線を注いでいた。
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