セルティック古橋亨梧、W杯メンバー落選後の苦悩を告白 「励まし続けてくれた」
ドイツでのインタビューで今後の去就、カタールW杯に言及
スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧には、イングランド1部クリスタル・パレスからの関心が伝えられている。夏の移籍市場でステップアップ移籍も噂されるなか、自身の去就へ口を開いた。スコットランド紙「The Herald」が報じている。
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今シーズンもスコットランドで大活躍を見せている古橋は、ここまで公式戦34試合で22得点をマーク。現地メディアではプレミアリーグのクリスタル・パレスが関心を示していると伝えられているが、古橋はセルティックでの成功を第一に考えていることを明かした。
「このクラブで出来るだけ成功したい。セルティックでできる限り大きな成功を収めることしか考えてません。チームとしては、セルティックでできるだけ多くのタイトルを勝ち取り、個人としては今シーズン30得点を挙げたい。でも、未来に何が起こるかは分からない。だから、可能な限り多くの点を取って、チームの勝利に貢献したい」
ドイツで実施されたというインタビュー内では、同国のリーグの試合をよく見ていることも明かしている。
「勉強にもなるからよく見ている。もちろん、ブンデスリーガの試合も。多くの日本人選手がいろんなクラブで中心選手として活躍しているから、日本でもとても人気がある。海外での日本人選手の活躍が、多くの日本でプレーする選手たち、とくに子供たちを勇気づけると思っている」
セルティックでは充実のキャリアを過ごすものの、日本代表としては挫折も味わった。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)前までは継続的にA代表メンバーに招集されてきたものの、本大会メンバーからまさかの落選。その当時の心境も語った。
「W杯のメンバー発表後、すぐに気持ちを切り替えて、次の(UEFA)チャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦(1-5)に集中しましたが、思ったようなプレーができず、そのためチームの力にはなれませんでした。
でもチームメイトが励まし続けてくれたことが、とても嬉しかったです。だから、もっといいプレーをして、もっとゴールを決めて、試合に勝つだけでなく、チームメイトを笑顔にしたいと強く思っていました」
W杯期間中は日本代表戦を見て「刺激を受けた」という古橋は「もっともっと自分の技術を磨いて、プレーの質を高めていきたいと思うようになりました。今のところ、自分の成長曲線はいい方向に向いていると思います」と飛躍を誓う。今シーズン、自身が目標に掲げた30ゴールを達成し、さらなる高みを目指す覚悟だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)