岡崎の守備力は「レスターに不可欠なもの」 英紙がヴァーディ不振の一因に“相棒”不在を挙げる

地元メディアで巻き起こる“岡崎待望論”

「昨季岡崎慎司は、レスターのもう一人の中盤の選手かのような激しさで自陣に戻る働きを見せていた。これはチームにとって不可欠なものだった。セカンドボールを奪い、高い位置から攻撃をスタートさせるためのビルドアップとなっていた」

 昨季のレスターは、岡崎が前線から相手を追い込み、中盤でフランス代表MFエンゴロ・カンテがボールをことごとく刈り取っていたが、不動のダイナモは今季チェルシーに移籍した。「カンテの不在はレスターの守備のみならず全てに影響を与えている。ボールを奪い返すスピードとカウンターの能力が低下し、それがヴァーディの決定機減少につながっている」と指摘している。

 レスターは対戦相手に恵まれたCLグループステージでは3連勝を飾っているが、プレミアでは8節終了時点で13位と苦しい戦いが続いている。ヴァーディのゴールラッシュなくして、昨季の躍進の再現は難しい。スリマニは同胞のアルジェリア代表MFリヤド・マフレズとの相性の良さを見せ、コペンハーゲン戦では決勝弾をアシストしている。

 一方、控えに回った岡崎だが、イングランドメディアからは待望論が続いている。不屈の闘志を胸に秘めた侍ストライカーに、先発復帰のチャンスはやって来るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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