アルゼンチンW杯最優秀GK、アストン・ビラ退団へ 「CL出場を実現したい」と英指摘
W杯でゴールデングローブ賞を受賞したGKマルティネスの去就に英注目
カタール・ワールドカップ(W杯)で大会最優秀GKに送られるゴールデングローブ賞を受賞したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場のためにクラブを退団する意向を示した。英紙「メトロ」が報じている。
2月18日に行われたプレミアリーグ第24節で、マルティネスの所属するアストン・ビラはアーセナルと対戦。前半を2-1とリードして折り返したものの、後半のアディショナルタイムに逆転ゴールを許してしまう。その後、コーナーキックを得た際にマルティネスは攻撃参加したが、不発に終わり、逆にカウンターからダメ押しゴールを決められてしまった。
このプレーに対してウナイ・エメリ監督は「私は好きではない。GKが攻め上がって得点する確率よりも、そうすることでチームは不利になることが統計的に多い。彼は次の試合に向けて学ぶことができただろう」と苦言を呈していた。
2020年にアーセナルからアストン・ビラに加入したマルティネスは、W杯のゴールデングローブ賞受賞もあり、クラブにCLでプレーしたい意向を伝えたという。記事では、「マルティネスはアストン・ビラでCL出場を実現したい考えがあることを明確にしたが、一方でクラブはプレミアリーグで11位にあり、4位で終える可能性はないに等しい。クラブはマルティネスの野心にシンパシーを感じており、夏には彼に対するオファーに耳を傾けることになる」と、放出に向けて動くとしている。
ただし、アストン・ビラは巨額の移籍金を要求するようだ。過去にリバプールがGKアリソン・ベッカーの獲得に7200万ポンド(117億円)、チェルシーがGKケパ・アリザバラガの獲得に6700万ポンド(108億円)を支払ったことを紹介しつつ「これだけの額を受け取ることは要求しないにしても、これに近い金額をマルティネスとの別れには求めるだろう」と報じている。
ゴールデングローブ賞を受賞した際のパフォーマンスなどで、ピッチ外でも話題を振りまくマルティネスだが、希望するビッグクラブへの移籍を実現するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)