U-19日本代表がカタールに3-0と快勝し8強進出 5大会ぶりのU-20W杯出場へあと1勝!
序盤から積極的に仕掛けて、グループ首位通過を勝ち取る
U-19日本代表は現地時間20日に行われたAFC U-19選手権のグループリーグ第3節カタール戦に臨み3-0と快勝。準々決勝進出を決めた。
勝てば文句なしで決勝トーナメント進出が決まる一戦、日本は試合序盤から積極的な姿勢を見せてカタールに圧力をかける。すると前半14分、左サイドからのロングボールに対して小川航基(磐田)が走り込むと、相手DFとGKが連携ミス。GKの弾いたボールに反応した岩崎悠人(京都橘高)が難なくゴールへと蹴り込み、幸先良く先制点を奪った。
先制した後に日本はカタールの寄せに手こずり、DF中山雄太(柏)のヘディングシュートで決まったゴールがファウルの判定によって取り消される場面もあった。しかし同45分、左CKからのこぼれ球をMF三好康児(川崎)がペナルティーエリア外から左足を振り抜くと、相手GKの反応が完全に遅れるほどの強烈なシュートがゴールに突き刺さる。日本が貴重な追加点を挙げて、前半を2-0で折り返した。
後半に入ると少しでも早くスコアを戻したいカタールは、ボールとともに体ごとぶつけてくる激しいチャージが増えた。しかし落ち着いてゲームをコントロールした日本は同17分、直接FKから小川がヘディングで合わせるとシュートはポストを直撃。この跳ね返りを冨安健洋(福岡)が落ち着いて詰めて3-0と試合を決定づけた。
グループ1位突破を決めた日本は、24日に行われる準々決勝に勝利すれば5大会ぶりとなるU-20ワールドカップ出場権を獲得できる。過去4大会で“鬼門”となっている出場権獲得を懸けた準々決勝の大一番をクリアすれば、長きにわたって閉ざされているこの世代での世界への扉が開ける。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web