マンU新コーチは「秘密兵器」 ラッシュフォード覚醒の要因に英注目「普通のコーチとは違う」
ラッシュフォードがキャリアハイ記録を更新
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは2023年に入り14試合で10勝3分1敗と好調を維持し、現在プレミアリーグ3位に付けている。そんななか、英メディアは攻撃を牽引するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの好調ぶりに触れ、フォワードコーチを務める元南アフリカ代表ストライカーの存在に注目している。
ラッシュフォードは今季公式戦36試合に出場し、24ゴール9アシストをマーク。リーグ戦を10試合以上残すなか、すでに19-20シーズンに記録した22ゴールを上回り、キャリアハイを更新している。
そんななか、英紙「デイリー・メール」は、昨夏エリック・テン・ハフ監督とともにユナイテッドに加わった元南アフリカ代表FWベニー・マッカーシー氏に注目。「ラッシュフォードを活性化させる秘密兵器」と伝えている。
マッカーシー氏は、現役時代に南アフリカ代表として79試合に出場し31ゴールをマーク。FCポルト(ポルトガル1部)時代にはジョゼ・モウリーニョ監督の下、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験しており、プレミアリーグではブラックバーンやウェストハムでプレーし、2013年に現役を引退している。
そんなマッカーシー氏は今季、テン・ハフ監督の就任とともにフォワードコーチとしてユナイテッドに加入。エースのラッシュフォードはすでにキャリアハイのゴール数をマークし、チームの攻撃を牽引する存在になっている。
マッカーシー氏の存在は英紙「ザ・サン」でも脚光が当てられ、「今や、地球上で最も恐れられるフォワードの1人」とラッシュフォードを称賛しつつ、「その多くは、元ブラックバーンとウェストハムのストライカー、ベニー・マッカーシーによるもの」とレポート。「デイリー・メール」紙も「普通のコーチとは違う」「ラッシュフォードのキャリアを活性化させたと広く評価されている」と手腕に注目した。
現地時間2月19日に行われたプレミアリーグ第24節のレスター・シティ戦(3-0)では、ラッシュフォードが2ゴールを決める活躍を見せたなたなか、ラッシュフォードに加えてマッカーシー氏のチャントも聞こえたようで、現地のファン・サポーターからもコーチとして大きな評価を受けていることが窺える。
シーズン中盤ながらキャリアハイを達成したラッシュフォード。その活躍ぶりは、かつてCLやプレミアリーグで活躍した元ストライカーによる指導の影響が大きいようだ。