財務規則違反の疑惑を受け、マンCサポーターに皮肉たっぷりのチャントが…

　イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間2月18日、プレミアリーグ第24節でノッティンガム・フォレストと対戦し1-1で引き分けた。シティにとっては痛い取りこぼしとなったなか、両クラブのサポーター同士による“チャント合戦”が話題を集めている。

　現地時間15日に行われたアーセナルとの天王山を3-1で制し、トップの座を奪ったシティ。首位固めに向けさらに勝ち点を伸ばしたいノッティンガム・フォレスト戦だったが、試合はそんな思いとは裏腹の展開に。前半41分にMFベルナルド・シウバのゴールで先制したものの、後半39分に途中出場のFWクリス・ウッドに同点ゴールを決められて、引き分けに持ち込まれた。

　プレミア連覇へここからの巻き返しが求められるなか、シティにとって気になることはリーグ戦だけではない。現在、プレミアリーグによって告発された100件以上ともされる財務規則違反の疑惑に揺れている。もちろん、これには他クラブのファンも敏感に反応しているようだ。英メディア「スポーツ・バイブル」はこのほど、ノッティンガム・フォレストとシティの両クラブのサポーター同士が見せた“やり取り”に注目した。

「スポーツ・バイブル」の公式SNSは1本の動画を公開。ノッティンガム・フォレストの本拠地「シティ・グラウンド」で両クラブのサポーターによって行われた“チャント合戦”を収めたもので、その内容は次のとおりだ。

「ヨーロッパ・チャンピオン、お前たちがこう歌うことは決してないだろう（Champions of Europe, you’ll never sing that）」（ノッティンガム・フォレスト・サポーター）
「ヨーロッパ・チャンピオン、お前たちは生まれてさえいないだろ（Champions of Europe, you weren’t even born）」（シティ・サポーター）
「ヨーロッパ・チャンピオン、生きてるうちはもうないぜ（Champions of Europe, you won’t be alive）」（ノッティンガム・フォレスト・サポーター）

　もちろん、ノッティンガム・フォレストのサポーターが始めたこのチャントは、シティの財務規則違反の疑惑を受けてのもの。なんとも皮肉たっぷりとはいえ、シティ・サポーターがきっちり強烈なお返しをするあたりは英国人特有のユーモアといったところだろうか。

　この動画が公開されると、大きな話題に。また、コメント欄には「シティ・サポーターは最高のアウェー・サポーター」「両サポーターによる質の高いチャント」「これは素晴らしい！」「爆笑」といった反応が寄せられている。