リバプールを「破壊した」 CLレアル戦“史上初”5失点の屈辱…クラブOB唖然「めちゃくちゃだ」
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ホームで迎えたCLレアル戦で屈辱の大敗、OBキャラガー氏が苦言
イングランド1部リバプールは現地時間2月21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦でスペイン1部レアル・マドリードに2-5で完敗を喫した。歴史的な惨敗を目の当たりにしたOBのジェイミー・キャラガー氏はレアルの強さを称賛し、古巣クラブの現状に苦言を呈さざるを得なかった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
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リバプールは開始4分にFWダルウィン・ヌニェス、同14分にFWモハメド・サラーが立て続けにゴールを挙げ、2点のリードを奪う最高の滑り出しだったが、これが王者レアルに火を付けた。同21分、36分とFWヴィニシウス・ジュニオールにゴールを許して追い付かれると、後半にはDFエデル・ミリトン、FWカリム・ベンゼマの2得点で突き放され、2-5で敗れた。データ会社「オプタ」によれば、本拠地アンフィールドでの欧州カップ戦で4失点以上の敗北を喫したのは史上初だったという。
2018-19シーズンにCLを制したリバプールだが、当時の面影は薄くなっている。現王者のレアルに圧倒されたこの結果は、今季リーグ戦でも8位と低迷しているチーム状況を如実に表しているようだった。リバプールの元キャプテンで、解説者のキャラガー氏はこの試合をこう振り返っている。
「アンフィールドにやってきたレアル・マドリードのパフォーマンスが素晴らしかったと言わざるを得ない。欧州カップ戦の夜にアンフィールドへやってきて、こんなふうにリバプールを破壊したチームを見たことがない。リバプールはめちゃくちゃだった。屈辱だ」
キャラガー氏はレアルの強さに賛辞を送る一方で、リバプールの戦いぶりには失望を隠せなかった、中盤での主導権争いでレアルに完全に圧倒され、守備が崩壊。「ここ数年、リバプールのDFには世界最高の選手たちがいると言われていたが、今はもう対抗できない」とディフェンス力の明らかな低下にもがっくりと肩を落としていた。
2004-05シーズンのCL決勝ではACミランを相手に3点のビハインドから同点に追い付き、PK戦で勝利する「イスタンブールの奇跡」を起こしたリバプール。サポーターも奇跡の再現を願っているはずだが、レアルを相手に大逆転はする力は残されているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)