レアルは敵地でリバプールに5-2の圧勝　クルトワとアリソンのミスが話題に

　スペイン1部レアル・マドリードは現地時間2月21日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦第1試合でイングランド1部リバプールと対戦し、敵地で5-2と圧勝を収めた。そんななか、海外メディアは世界最高峰と評される両GKが見せた痛恨ミスに「アンフィールドで起きたGKによる失敗コメディー」と注目を寄せている。

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　昨季のCL決勝の同カードが実現されたことで、ベスト16最大の注目カードとされていた一戦は、ホームのリバプールが前半4分にウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスのゴールで先制すると、同14分にはバックパスを受けたベルギー代表GKティボー・クルトワがボールコントロールを誤り、こぼれ球をエジプト代表FWモハメド・サラーに押し込まれて追加点となる痛恨のミスを犯した。

　しかし、レアルは前半21分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの個人技から1点を返して1-2とした同36分、今度はリバプール側の守護神からとんでもないミスが生まれる。DFジョー・ゴメスのバックパスに対し、ブラジル代表GKアリソンが縦パスの配給を試みると、プレッシングに詰めていたヴィニシウスに当ててしまう。ディフレクションで緩やかな弧を描いたボールはそのままネットに吸い込まれ、同点弾となった。

　試合はそのままハーフタイムを折り返すと、残りの45分間は後半2分にセットプレーからブラジル代表DFエデル・ミリトンがヘディング弾を叩き込み、同10分、22分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマが追加点を奪って、敵地アンフィールドでレアルが勝利を収めることになった。

　そんななか、海外メディアは両チームの守護神による盛大なミスに注目している。英紙「インディペンデント」は「アンフィールドで起きたGKによる失敗コメディー」との見出しで報じれば、英紙「ザ・サン」スコットランド版は「一体誰がGKなんだ？」と大々的に取り上げ、クルトワのミスに対しては「圧倒的な衝撃」とし、アリソンについても「混乱に陥った」と指摘している。

　さらにメキシコメディア「infobae」は「クルトワの大失態が新聞の表紙になるはずが、アリソンも同じことをやってしまった」と説明している。世界の最先端を走るクルトワとアリソンが同じ試合で大失敗を犯すのは珍しい現象と言えるだろう。