本田が実質オーナーのホルンに逆風 降格圏に沈み、地元メディアがクラブ内の問題点を指摘
2015年にクラブを買収し今季2部昇格も、10チーム中9位と苦戦
日本代表FW本田圭佑(ACミラン)が経営に参画しているオーストリア2部リーグのSVホルンは、現地メディアからやや厳しい視線を投げかけられているようだ。オーストリアのスポーツ専門メディア「sportnet」が、「ホルンとホンダ、日本人投資家との問題」との見出しで報じている。
本田のマネジメント会社は2015年にホルンを買収。本田は日本人サッカー選手初となる欧州での実質的なオーナーになると同時に、元日本代表GK権田修一ら海外挑戦の希望を持つ日本人選手を積極的に受け入れ、新たな挑戦の場を提供している。
そして昨季3部リーグを制し、今季は10チームで争われる2部を戦うが、第14節を終えた時点で3勝2分9敗と降格圏の9位に沈んでいる。同サイトでは「ケイスケ・ホンダのプロジェクトは、今のところまだスムーズに実行されていない」と指摘しつつ、フローリツドルファーACを相手に2-1と6試合ぶりの勝利を挙げた火曜日の試合後、クラブのマネジャーであるソンケ・ニクラス氏が以下のように答え、両者の間にあるギャップを明かしたという。
「我々は日本人の経営者側との問題を持っている。小さなネジを締めていかなければならないし、それができれば向上できる」
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