マンU本拠地が「宇宙船」に? 非公式の新デザインに英ファン酷評 「巨大な便座」
スタジアムデザイナーによるモックアップ画像が話題に
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの買収を巡り、カタール投資家が入札を実施したなか、買収を完了させた場合に再建される可能性がある本拠地オールド・トラフォードの非公式新デザインに英メディアが注目。SNS上で出回ったイメージ画像に「ファンの反応は芳しくない」と指摘している。
ユナイテッドの保有権はこれまでアメリカ人オーナーのグレイザー一家が握ってきたが、昨年からクラブの売却検討が伝えられ、買収候補者に英国やインドの大富豪の名などが挙がってきた。そうしたなか、カタール資産家が入札を実施。買収額は50億ポンド(約8046億円)とされている。
その後、英国の資産家ジム・ラトクリフ氏が買収に名乗り上げ、新オーナー争いが激しさを増している。英紙「ザ・サン」によればカタール投資家による買収が完了した場合、本拠地オールド・トラフォードが再建される可能性があるといい、早速ある1人のスタジアムデザイナーによるモックアップ画像が出回り、話題になっている。
SNS上で拡散されたデザインは、銀色のファサードがインパクトを放つ近代的なもの。イングランドの伝統カラーを残す現在のオールド・トラフォードからは一新され、近代的に生まれ変わったイメージ画像になっている。
これに注目した「ザ・サン」紙は「ツイッターに投稿された画像に対するファンの反応は芳しくない」と不評を買っていることを指摘。「未来から来た宇宙船」「金属製のベッドパン」「巨大な便座」と揶揄する声が上がったと伝えた。
“夢の劇場”とも称されるオールド・トラフォードは、大規模なアップグレードが求められ、ユナイテッドはすでに、再開発のために一流コンサルタントチームを任命。トッテナムの最新鋭スタジアムの建設に携わった建築家と相談したと考えられている。クラブの買収先とともに、伝統ある本拠地がどう生まれ変わるのかも注目を集めそうだ。