バルサのシャビ監督、久保建英の才能に「惚れ込んでいる」と現地報道 獲得可能性は低いと予想も「注目せずにはいられない」
退団条項の高額さと保有権を持つレアルとの関係で獲得は現実的ではないとも報じられる
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の才能に、古巣バルセロナのシャビ・エルナンデス監督も「惚れ込んでいる」と現地で報道されている。
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スペインメディア「エル・デスマルケ」では、ここまで4ゴールを記録しソシエダの中心選手となりつつある久保にシャビ監督が注目していると伝えた。
久保は現地時間2月18日のラ・リーガ第22節ヘルタ戦(1-1)でも先制弾をアシストし、3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれる活躍を見せている。
シャビ監督はカンテラ時代にバルセロナに所属していた久保の動向を追っているとし、「久保建英のサッカーに惚れ込んでいる」とその注目度をレポートした。
久保について「21歳の彼はレアル・ソシエダで最高の瞬間を味わっている」と現チームで発揮し始めた才能を称賛。「彼の溢れんばかりのドリブルとボールに対するクオリティは、イマノールが素晴らしい武器を持っていることを意味し、バスクのチームがこれほどまでに良い瞬間を迎えている理由の1つである」とその進化を伝えた。
そのうえで「シャビは彼に注目せずにはいられなかったようで、彼がバルセロナに入団するのを喜ぶだろう」と記事では話を展開。しかし、獲得の可能性は非常に低いと同メディアは見ている。
久保のソシエダとの契約は2027年までとなっており、退団条項は6000万ユーロ(約86億2600万円)と推定。大きな退団がなければバルサには今のところその額は払えないとしたうえ、「半分の保有権を保持するライバルチーム(レアル・マドリード)が経済的に強化されることになる」と厳しい現状を明かしている。
記事では、その難点がありつつも「ラポルタはシャビの希望にとても気を配っており、元マドリードの選手も彼のレーダーに捕らえられている」と久保がシャビ監督の注目の存在であることを強調していた。