前後半で堅い守備に苦戦

　イングランド1部ブライトンは現地時間2月18日、プレミアリーグ第24節でフルハムと対戦し終盤の失点で0-1と敗戦した。フル出場した日本代表MF三笘薫は、得意のドリブルへの対策に苦戦し、ファンからも「初めて受けた洗礼」「封じられた」と厳しい声が上がっている。

　いつもどおり左サイドで先発出場した三笘は、対峙したフルハムDFケニー・テテを中心に相手の堅い守備に苦戦。それでも前後半通して同サイドのDFペルビス・エストゥピニャンとスイッチして工夫するなど違った一面も見せた。

　随所ではパスでも味方の攻撃を後押し。後半9分には左ボックス内でボールを受けた三笘が絶妙なタイミングで中央に入ってきたDFジョエル・フェルトマンへパスをつなげたが、惜しくもシュートまでは持っていけなかった。

　試合が進んでいくと、三笘の縦への仕掛けはより警戒され相手が2、3人寄ってくる場面も。スピードに乗れないなかで出した縦パスがオフサイドとなるなどフルハムが一枚上手の守備連係を披露した。

　そうした展開から、ブライトンは後半43分にカウンターから失点。追い付くことができず0-1で今年初の公式戦での黒星となっている。

　結果を受け、SNS上ではさまざまな声が集まった。三笘について「初めて受けた洗礼」「封じられた」「今日なんも出来なかった」「成長するための正念場」「駆け引きが単調」と厳しい意見も寄せられており、今後乗り越えられるかが重要になってきそうだ。

　一方、終始攻め続けたチーム全体に対しても「もやもやした試合」「相手が固かった」「あんだけチャンスあったのに」「ダメージ大すぎ」「痛い敗戦」と悲しむ声も多数寄せられている。

　ここ数試合で評価を上げてきた三笘だが、対策を講じられてきた今後にどう成長していくのか。ブライトンの未来にも関わる日本人MFの奮起に期待したい。