ブライトン、三笘は”好パス”でチャンス演出も0-1敗戦…フルハムにカウンターから失点し2023年で初黒星
昨年末のアーセナル戦以来、今年入って初の黒星
イングランド1部ブライトンは現地時間2月18日、プレミアリーグ第24節でフルハムと対戦。日本代表MF三笘薫は先発出場したなか、終盤の失点が響き0-1で敗戦となった。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内の6位に位置するブライトン。左サイドで先発した三笘は序盤から積極的に前線の守備でチームの活性化を図る。DFペルビス・エストゥピニャンへのアウトサイドで出したスルーパスなど随所で攻撃のアクセントを加えていく。
前半29分には左ショートコーナーを受けた三笘が一気に縦へ加速。相手DFを置き去りにし、クロスを供給するも味方にはつながらなかった。
同30分にはパス交換で中央を突破したブライトンが、抜け出したFWエバン・ファーガソンが1対1の決定機を迎えるも、相手のGKベルント・レノの好セーブに阻まれる。
右サイドでMFソリー・マーチの躍動感を中心に攻撃を仕掛けるブライトンは、右サイドバック(SB)のエストゥピニャンが中央に入りカウンターの起点になるなどダイナミックなプレーを見せていく。
それでもフルハムの固い守備を崩せず0-0のままハーフタイムを迎えると、後半4分には好調のエストゥピニャンとチャンスを作る。逆サイドからエストゥピニャンにボールが展開されると、前線の三笘へ絶妙なスルーパス。足元で受けると見せかけて、息の合ったプレーで相手の裏を取った。惜しくも相手GKレノに先に触られたが息の合ったプレーでチャンスを作っている。
同9分には左ボックス内でボールを受けた三笘が右アウトサイドのキックで中央のDFジョエル・フェルトマンへ。ここで相手の足が掛かったように見えたがノーファウルとなっている。
同13分にはコーナーキックのこぼれ球をマーチが押し込むもオフサイドで認められず。ブライトンはなかなか得点が生まれないまま時間が過ぎていく。
後半16分には三笘自らが左ペナルティーエリア内で仕掛け倒されるもこちらもファウルはなし。積極的な仕掛けを見せるも相手が強固な守備で得点を許さない展開が続く。
同22分には交代で入ったDFタリック・ランプティへの絶妙な縦へのスルーパスを通すなど、この試合ではパスの1本1本も光った三笘。ドリブルのシーンでは2人の相手に囲まれるシーンもあるなど苦しむ場面も見られた。
そうしたなか、後半43分にカウンターからMFマノー・ソロモンに決められ失点。終始攻め続けたなかで我慢強い守備を見せたフルハムが勝利をもぎ取った。
ブライトンは現地時間2022年12月31日のリーグ18節アーセナル戦(2-4)以来、今年に入って公式戦初の黒星。三笘のドリブルにも対策の一案が見え始めたが、今後どう立て直していくか注目が集まる。