アーセナル、リードを許すも終了間際に勝ち越し4-2勝利! 冨安は後半途中から出場
ジョルジーニョのシュートが相手GKに当たり勝ち越し弾に
イングランド1部アーセナルは現地時間2月18日、プレミアリーグ第24節でアストン・ビラと対戦し、4-2で勝利。ベンチスタートとなった日本代表DF冨安健洋は後半34分に途中出場を果たしている。
冨安は15日に行われた第12節延期分マンチェスター・シティ戦(1-3)で先発として出場したが、失点につながるパスミスを犯し批判の的に。この試合ではベンチから見守るスタートとなったなか、アーセナルは前半に失点する苦しい立ち上がりとなる。
前半5分、アストン・ビラがカウンターで大きく左サイドのスペースのFWオリー・ワトキンスへ。手数の少ないアーセナルに対し、縦へ運ぶとペナルティーエリア内で左足一閃。ファーサイドへ綺麗なゴールが決まった。
反撃に出たいアーセナルは同16分、右サイドバックで出場のイングランド代表DFベン・ホワイトがクロスを放ち、相手のクリアが中途半端になったところを同代表FWブカヨ・サカが豪快にゴールに突き刺し同点に持ち込む。
しかし、先に勝ち越し弾を奪ったのはアストン・ビラだった。前半32分、DFアレックス・モレノが左サイドを味方の絶妙なスルーパスで崩すとグラウンダーのクロスを中央へ。タイミングよく入ってきたMFフィリペ・コウチーニョがゴールへ蹴り込み、嬉しい今シーズン初ゴールとなった。
アーセナルの攻撃は後半16分、ショートコーナーで右サイドからつなぐと、マイナスのパスをDFオレクサンドル・ジンヘンコが左足で鋭い一撃を差し込み、再び同点に持ち込んだ。
拮抗した試合はその後一触即発の場面もあるなどヒートアップしていく。そうしたなか後半34分に、前節シティ戦(1-3)で失点に絡んだ冨安は途中出場。迎えた後半アディショナルタイムだった。MFジョルジーニョのミドル弾のクロスバーの跳ね返りがGKエミリアーノ・マルティネスに当たってゴールイン。土壇場でアーセナルが勝ち越しに成功する。
さらに終了間際、同点に追い付こうとするアストン・ビラはコーナーキックの場面でマルティネスも上がりチャンスを窺う。しかし、これが裏目に出る。跳ね返りを拾ったアーセナルが速攻を仕掛け、抜け出したFWガブリエウ・マルティネッリが無人のゴールへ沈め4点目をゲットした。
試合は4-2のまま終え、アーセナルは勝ち点「3」を手にしている。