チェルシー下部組織出身の24歳MF、週給1300万円からの大幅アップ要求で交渉難航…プレミア強豪が獲得に名乗りか
マウントは週給4000万円の5年契約を結んだ英代表DFジェームズと同様の待遇を希望か
イングランド1部チェルシーは、昨夏と今冬の移籍市場で積極的な動きを見せ、多くの各国代表選手をチームに迎えた。一方で、契約が来シーズンまでとなっている下部組織出身のイングランド代表MFメイソン・マウントとの契約延長の交渉は難航。この状況を見たプレミアリーグのビッグクラブが、マウント獲得に動き出しているようだ。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
チェルシーは、24歳のマウントとの契約延長を望んでいる。しかし、「ESPN」によるとマウントは現在のチェルシーで一般的になりつつある長期契約を結ぶことを躊躇しているうえ、現在の週給8万ポンド(約1300万円)から大幅な年俸アップを求めているという。
チームメイトのイングランド代表DFリース・ジェームズは、週給25万ポンド(約4000万円)の5年契約を結んだが、マウントもイングランド代表選手として相応しい金額を要求しているようだ。
契約延長の交渉が難航しているという報道を受け、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドが、今夏の移籍市場でのマウント獲得に向けて動き出したという。
さらにスペインでは、チェルシーがポルトガル代表FWジョアン・フェリックスを完全移籍で獲得するために、マウントをアトレティコ・マドリードとの交渉の一部に使う可能性があるとも報じられている。また、イタリア1部ユベントスも、イングランド代表アタッカーに関心を持っているようだ。
6歳の時からチェルシーの下部組織でプレーしていたマウントは、移籍を強行するつもりはなく、今後も新たな契約に向けてチェルシーと話し合う可能性が高いという。それでも、夏の移籍市場を迎えると、契約期間が残り1年となることから、チェルシーが移籍金を得るために放出に踏み切る可能性が指摘されている。
今シーズンの低迷によって、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場も絶望的な状況にあるだけに、マウントも新たな挑戦を望む可能性もある。ここ2回の移籍市場を賑わせたチェルシーは、次の移籍市場でも大きな話題を振りまきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)