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「日本では経験できません」 今冬スコットランド移籍FW、海外挑戦後に抱いた環境差
神戸→ハーツ移籍のFW小田裕太郎、移籍後の心境を現地インタビューで激白
スコットランド1部ハーツに所属する日本人FW小田裕太郎は、今冬の移籍市場でJ1ヴィッセル神戸から海を渡った。移籍後、約1か月が経った小田は、現地メディア「エジンバラ・イブニングニュース」のインタビューで、セルティックの日本人選手たちとの交流について語っている。
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日本代表FW古橋亨梧がセルティックでブレイクした影響もあり、スコットランドでは日本人プレーヤーが増え続けている。今冬にハーツへ移籍した小田はここまで公式戦4試合に出場して、合計85分間プレーしているが、まだ得点に絡めていない。
「監督は僕に、何よりもゴールやアシストを求めています。得点、アシストすることが、日本でプレーしていた時以上にスコットランドでは求められているから、本当に大事なことだと思う。ハーツのために得点とアシストをしたい」と小田。まだ目に見える結果は出せていないが、少しずつ異なる環境に溶け込めているようだ。
「時々、エジンバラの街でファンが来てくれます。でも、もっと来てほしい。ピッチでもっと多くの成功を得て、道が歩けないくらいになりたい。自分の周りにたくさんのファンに集まってほしいんです」
パリ五輪を目指すU-23日本代表、さらに初のA代表入りを目指す小田は、セルティックの日本人選手たちとも良い関係を築けているという。神戸でチームメイトだったDF小林友希のほか、MF旗手怜央、MF岩田智輝は、スコットランドに溶け込むためのサポートをしてくれたという。
彼らとの関係について、小田は「小林は中学生の時から一緒にプレーしていたので、よく知っています。彼らはエジンバラに来てくれて、日本食レストランに行きました。彼らは先輩なので、僕にスコットランドのことをたくさん教えてくれました」と、明かした。
英語でのコミュニケーションについては、「何を言っているのか、理解できません」という小田。「スコットランドのアクセントも強いけれど、まずしっかり英語を理解しないといけない」と誓っている。
ピッチ内でも日本との違いを感じているようで、「練習からすごく強さが求められるし、誰と当たっても負けられない。日本のサッカーと完全に違うことはないけれど、緊張感の点では違いを感じます」と話し、スタジアムの雰囲気についても語った。
「日本では、こういうスタジアムの雰囲気は経験できません。ホームスタジアムの情熱的なファンが大好きです。得点を挙げた時、彼らの声と音を聞くことができる。もっとプレーしたい」
ハーツでのキャリアはスタートを切ったばかり。21歳と伸びしろ十分の小田は今後、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)