「キョウゴは素晴らしすぎる」 今季22G古橋亨梧の秀逸プレーを現地絶賛「チーム一のストライカー」
今季公式戦でゴール量産、チームへの貢献ぶりをクラブOB称賛
日本代表FW古橋亨梧は所属するスコットランド1部セルティックで、ここまで公式戦通算22得点を挙げている。2月11日のスコティッシュカップ5回戦セント・ミレン戦(5-1)で左肩を負傷したが、クラブOBで元スコットランド代表MFサイモン・ドネリー氏は復帰を期待するとともに、その能力の高さを改めて称えている。英紙「スコティッシュ・サン」が報じた。
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27日にはレンジャーズとのリーグカップ決勝を控えているセルティック。ドネリー氏は「セルティックとつながりのある全員が、キョウゴが決勝に間に合うことを願っている。僕も例外ではない」と語った。
冬の移籍市場で加入した韓国代表FWオ・ヒョンギュへの期待も口にしたドネリー氏は、日本代表FW前田大然についても「前田もセンターフォワードでプレーができるし、彼はカタールから戻ってきてセンセーショナルな活躍を続けている。だが、より効果的なのは左で出場した時だ」と、自身の見解を語った。そして、古橋がチームにもたらしている違いについてこう続けている。
「(ギオルゴス・)ギアクマキスがいた時でも、私はこのチームの一番のストライカーはキョウゴだと見ていた。そして今も、その考えに変わりはない。今シーズンのほとんどの試合を取材して、彼の動きをしっかり見てきたが、その動きはほかの選手たちと一線を画している。ペナルティーエリア付近で本当に鋭くて、シーズンが始まってすぐに彼が得点王になると予想した」と言う。
さらに「彼は負傷する前の今の時点で22点を挙げている。私は問題が起こらなければ、最低でも30得点は取ると思っている。だが、貢献はゴールだけではない。彼のチームに対する献身は恐るべきものだし、アンジェ・ポステコグルー監督の求めるプレーを満たしている。チームのモットーである『絶対に止まらない』をキョウゴは体現しているんだ。チームは相手を封じるためにハードワークするが、スタートとなるのが彼なんだ」と、最前線からの守備についても言及した。
そして「マエダもセンターフォワードでプレーする時、同じようなことができるが、ただキョウゴは素晴らしすぎるんだ。テレビで見る以上に、生で見れば彼の動きの凄さが理解できる。彼は常に最終ラインの裏の選手と駆け引きをしている。だから、彼が挙げるすべてのゴールがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の対象になる。これまで中盤の選手は、彼の動き出しを常に見ていたわけではない。でも、時間が経つにつれて、彼らの関係性はどんどん向上している。昨シーズン、彼が同じ動きをしていた時、必ずしもボールを出せていたわけではなかったからね」と、古橋にボールが集まるようになったことを指摘している。
左肩の負傷状況が気掛かりな古橋だが、早期復帰を果たして再びゴールを量産することが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)