「1億ポンドはもう重荷じゃない」 マンCグリーリッシュの本領発揮ぶりを英紙称賛
アーセナル戦でもゴール挙げて3-1の勝利に貢献
イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間2月15日のプレミアリーグ第12節延期分でアーセナルを3-1で撃破し、得失点差で暫定首位に浮上した。英メディアは“1億ポンド”の重圧から解き放たれたイングランド代表MFジャック・グリーリッシュの活躍を称賛している。
敵地エミレーツ・スタジアムに乗り込んだ昨季王者は前半24分、日本代表DF冨安健洋のバックパスが甘くなったところを見逃さなかったベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、左足でゴールネットを揺らして先制に成功した。PKで一時同点に追いつかれたものの、後半27分にグリーリッシュが勝ち越し弾を決めると、同37分にはハーランドがダメ押しの3点目を奪った。
英紙「デイリー・メール」はチーム2点目のスコアラーとなったグリーリッシュの活躍を特筆。「1億ポンドはもう重荷じゃない」とここ最近の充実ぶりを絶賛している。
グリーリッシュは2021年夏にアストン・ビラから移籍。移籍金が当時の英国史上最高額を更新する1億ポンド(約161億5000万円)だったことから大きな注目を集めたが、1年目はプレミアリーグで26試合3得点3アシストに終わり、物足りなさを指摘する声もあった。
それでも、グリーリッシュはジョゼップ・グアルディオラ監督からの信頼を失うことはなかった。今季はここまでリーグ戦17試合(内先発13試合)に出場し、昨季に並ぶ3得点3アシストをマークしている。記事では、「ゴールへのビルドアップで、キーパスや“プレアシスト”を何度もしている」と数字以上の貢献度があることを挙げ、「シーズンの大部分で見事なプレーをしている」と激賞。チームメイトからも愛される存在であり、ペップ・シティに不可欠な存在となっているという。
移籍金の大きさゆえに大きなプレッシャーを背負ってピッチに立っていたグリーリッシュだが、もはや1億ポンドの値札が重くのしかかることはなくなったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)