日本初挑戦の浦和監督、チーム作りで「常に自分の言うことが正しい」と思わない理由

浦和を率いるマチェイ・スコルジャ新監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
浦和を率いるマチェイ・スコルジャ新監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

スコルジャ監督は「選手についての知識は私にとってキーになる」と説明

 浦和レッズは2月16日のトレーニング後にマチェイ・スコルジャ新監督のオンライン会見を実施。今季から日本で初めて指揮を執るポーランド人監督は、「大事なのは常にコンタクトを取って意見を聞くこと」と、選手たちや周囲との関係性で重要視していることを明かした。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 スコルジャ監督はポーランドリーグで4回の優勝経験を持ち、直近の2021-22シーズンをレフ・ポズナンで制している。国内屈指の名将という評判の中で日本にやってきた指揮官は、全体的には「観察、分析、把握」といった要素を言葉の端々に浮かべる。例えば、2月18日にはリーグ開幕戦でFC東京と対戦するが、その高揚感や試合への思いとは別に「リーグ戦のプレッシャーの下でプレーする選手の姿を見るチャンス」とも話す。

 2月13日の公開練習後には、MF大久保智明が指揮官との個人面談で「無人島に連れていくなら誰を2人選ぶか」という質問を受けたと明かしたことが話題になった。大久保はGK鈴木彩艶とMF岩尾憲と回答したというが、その質問の意味を指揮官は「あくまでも個人面談なので、その内容のほとんどは私と選手たちとの間のもの」としたうえで、こう語っている。

「選手についての知識は私にとってキーになる。サッカーだけでなく人間を把握するのが必要だ。そして選手は賢く、教養があった。サッカーだけでなく多くのトピックについて話せたのはうれしい。面談は今後も続けるし、同じ選手とも続けたい。2回目にはお互いのフィードバックや、選手たちがどういう気持ちでいるのかを聞きながらいきたい。私の中では非常に大切な質問だった。選手同士の関係やチームの構造が見えてくる。20人に名前を出された選手がいれば、チームの中でも大事な存在だろう。興味深いやり取りだった。即答した選手も、時間を掛けた選手もいた。それも重要な情報だ」

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング