名将ペップが冨安のミスを“誘発” 失点シーンの「プレッシャー指示」を海外記者が指摘
早い時間帯からグリーリッシュに冨安へのプレッシャーを指示
イングランド1部アーセナルは2月15日に行われたプレミアリーグ第12節延期分でマンチェスター・シティに1-3で敗れ、2位に転落した。この試合にアーセナルの右サイドバックで先発した日本代表DF冨安健洋は、シティの先制点につながるバックパスミスをしてしまったが、ジョゼップ・グアルディオラ監督はミスを誘発するように指示を出していたようだ。英メディア「The Boot Room」が報じている。
アーセナルは前半24分、冨安のバックパスをインターセプトしたMFケビン・デ・ブライネに浮き球のシュートを決められて先制を許した。その後、同42分にFWブカヨ・サカのPKで追い付いたが、後半27分にはDFガブリエウ・マガリャンイスのパスミスからショートカウンターを受け、MFジャック・グリーリッシュに勝ち越しゴールを奪われた。終了間際にはFWアーリング・ブラウト・ハーランドのダメ押し点も被弾し、1-3で痛恨の敗戦を喫している。
3点目を決められた直後、冨安はベンチに下がった。先制点の場面で冨安は背後からイングランド代表MFジャック・グリーリッシュのプレスを受けていたが、衛星放送「ビーイン・スポーツ」のレポーターであるカリー・ブラウン氏は、タッチライン際でグアルディオラ監督が指示を出していたことを明かしている。
「私は早い時間帯から、(グアルディオラ監督が)ジャック・グリーリッシュに対して『トミヤスを抑えろ、トミヤスを抑えろ』と指示を出していたのを見ました。そして、ケビンのゴールにつながった冨安健洋のミスを誘発したのは、彼のプレッシャーでした」
シティの2点目の場面でも対面したグリーリッシュのシュートをブロックし切れなかった冨安。ミケル・アルテタ監督は「7年間で、あんなミスは一度も見たことがない」と日本代表DFをかばったが、グアルディオラ監督は冨安に隙を見出していたのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)