2023年無敗のドルトムント、熱烈サポーターの圧巻コレオに海外注目 「まさに傑作だった」
チェルシー戦の前に圧巻コレオが出現
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントは現地時間2月15日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦でチェルシーとホームで対戦し、1-0で勝利した。試合前にはドルトムントサポーターが壮大なコレオで選手たちを鼓舞したなか、米メディアでは「まさに傑作だった」と伝えている。
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チェルシーをホームに迎えたドルトムント。試合の主導権を握られるも、GKグレゴール・コベルを中心にゴールを守ると、後半18分にコーナーキック(CK)からカウンターを発動して、ドイツ代表FWカリム・アデイェミが単独突破で前進。最後は相手GKまで交わし、無人のゴールに流し込んだ。
計21本のシュートを浴びたなか無失点でチェルシーに勝利したドルトムントは、2023年に入ってから公式戦7試合で7連勝を達成し、欧州で最も調子がいいクラブと言えるだろう。
そんなチームを支えているのが熱狂的なサポーターだ。ドルトムントの本拠地であるジグナル・イドゥナ・パルクは8万人以上を収容可能で、そのなかでも南スタンドは“黄色い壁”と呼ばれ、2万5000人のサポーターが後押しするドルトムント名物となっている。
チェルシー戦の試合前に“黄色い壁”に現れたコレオに米メディア「The18」も注目し、「史上最高のティフォを公開」とドルトムントサポーターが作り上げたコレオを紹介した。
掲げたコレオには「あなたのそばにいることには価値がある、旅はいつまでも続くよ」と、メッセージが添えられ、ヨーロッパ大陸を見つめるドルトムントサポーターの後ろ姿が描かれた。
記事では、「バックパックを背負い、ヨーロッパを見つめるドルトムントファンの姿は、クラブがどこでプレーしようとも、ファンはついてくるということを示唆していると理解するのは難しいことではないだろう」と、コレオに込められた思いを考察したうえで、「この傑作は、これまでのドルトムントのティフォの中でも上位にランクされることだろう」と、過去と比べても素晴らしいコレオであったことを伝えている。
そして、ドルトムントサポーターが掲げたコレオを受けて、「このような情熱と創造性が、サッカーが世界で最も偉大なスポーツである理由の1つである」と、サッカー素晴らしさを伝えていた。
ドルトムントはサポーターの後押しを受けてチェルシーに勝利し、ベスト8進出へ大きく前進。かつてユルゲン・クロップ監督の下、CL決勝まで進んだクラブが再び欧州の頂点に挑もうとしている。