「日中の差はたしかに大きい」 U-20日本代表も要警戒、中国エースがJクラブユースの経験を回想
清水、鹿島のユースを経験したアイ・フェイディンが日本に言及
今年3月1~18日にウズベキスタンでU-20アジアカップが開催される。上位4か国は今年5~6月にインドネシアで行われるU-20ワールドカップ(W杯)出場権を得られる重要な国際大会。U-20日本代表もMF松木玖生(FC東京)ら未来のA代表候補がメンバー入りしている。
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日本はグループリーグで中国、キルギス、サウジアラビアと同組だが、3月3日の初戦で対戦するU-20中国代表のエース・艾菲爾丁(アイフェルディン・アイスカル)は日本でプレー経験があり、日本サッカーを知る選手だ。
アイフェルディン・アイスカルは長めの名前が示す通り、新疆ウイグル自治区出身のウイグル族。現在は広州FC(前・広州恒大)でプレーするが、2017年に清水エスパルス、18年に鹿島アントラーズのU-18に在籍していた。
中国サッカーメディア「懂球帝」によれば、アイフェルディン・アイスカルは「日中の差はたしかに大きい。日本でのプレーも中国サッカーのためであり、今後努力せねばならない」としたうえで、「日本にいた1年間の収穫が最も大きかったし、キャリアの転換点だ」と語っている。
「清水では日本人の繊細さを、鹿島では彼らの一生懸命さを、学んだ。また試合数が多く、1年近くの間で90試合以上プレーした。何時間もかけてバスで試合に向かい、午前も午後も試合して1週間で3~4試合プレーした」
アイフェルディン・アイスカルはその後、中国1部・広州恒大のサッカースクール、2部・蘇州東呉を経て広州FCでデビューし、今季中国1部リーグで23試合に出場。昨年9月のU-20アジアカップ予選では3得点を挙げ、1月の中東遠征ではシリアU-20代表、UAE U-20代表から得点しており、キャプテンマークも巻くチームの中心選手だ。知日派のアイフェルディン・アイスカルをU-20日本代表は警戒すべきかもしれない。