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Jリーグが示した“日本サッカー界”の成長 30周年の節目に海外注目「W杯常連国へと押し上げた」
Jリーグのこれまでの30年間を振り返り成長を指摘
Jリーグは2023年シーズンがもうすぐ開幕。30周年という記念すべき年を迎えた国内リーグの発足から、現在に至るまでをなぞり、日本サッカーがどのように成長してきたのかを海外メディアが考察している。
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「30年前にJリーグが発足したとき、日本はサッカー後進国だった」と書き出したのはパキスタンのメディア「UrduPoint」だ。日本のJリーグのこれまでの30年間を振り返りつつ、ワールドカップ(W杯)の常連にまで上り詰めた過程を紹介している。
日本はJリーグ初年度、1993年に10チームのクラブでリーグ戦をスタート。そして30年後の現在、「全国各地から60チームが集まり、3部制でそれぞれリーグ戦を戦っている」とプロ人口の増加を1つ挙げた。
「ジーコやガリー・リネカーといった有名選手が加入し新リーグの知名度を上げた」と当時のプロモーションを評価。「三浦知良などの日本の選手も大スターになった」と一時代を回顧している。
こうして徐々にレベルを上げていった日本について、こうしたJリーグの成長が「当時ワールドカップに出場したことのなかった日本代表チームのレベルの向上へ後押しした」と考察を展開した。
日本は、1998年のフランス大会に初出場して以降W杯の出場が途絶えたことがない。「アジア王者にも過去4度輝いている」とアジアでの地位を上げてきたことも伝えている。
そうしてJリーグのレベル、知名度が上がり、ヨーロッパのクラブが日本人選手に興味を持ち始めた。徐々にJリーグから海外へと羽ばたく選手も増え、昨年のカタールW杯の出場選手で「Jリーグのクラブに所属していたのはわずか7人だった」とその変化に着目している。
一方で、Jリーグの“スター”が海外へと出ていく傾向が高まっていることで、レベル低下の指摘もある。ただ「全盛期を過ぎたものの、欧州のスターであるアンドレス・イニエスタをはじめとするワールドカップ優勝者が在籍している」と今でもイニエスタのような選手がJリーグへ大きな功績を残し続けていると同メディアは捉えているようだ。
記事では「Jリーグが成長し、日本をW杯常連国へと押し上げた」とその存在価値を認め、日本のさらなる成長を見守っているようだった。
(FOOTBALL ZONE編集部)