アーセナル冨安、“グリーリッシュ対策”でスタメン起用の可能性をプレミア公式も言及「出番を得られるかもしれない」
アルテタ監督はプレミアリーグ直近6試合連続で同じスタメンを起用
イングランド1部アーセナルは、現地時間2月15日にプレミアリーグ第12節延期分でマンチェスター・シティと対戦する。優勝争いをする両クラブの直接対決で日本代表DF冨安健洋はイングランド代表MFジャック・グリーリッシュへの対抗策として起用される可能性をプレミアリーグ公式サイトが伝えている。
ホームのアーセナルは21試合を終えて勝ち点51(16勝3分2敗)を獲得して首位に立つ。追う2位シティは22試合で同48。タイトル争いにおいて重要な意味を持つ一戦となる。
アーセナルのミケル・アルテタ監督はプレミアリーグ直近6試合連続で同じ先発メンバーを起用してきた。プレミアリーグ公式サイトはこの試合のプレビュー記事で、「アルテタのチーム選択の一貫性は今季のアーセナルの強み」だとしている。しかし、公式戦3試合勝利から遠ざかっていることもあり、「疲れが見え始めている。今こそフレッシュさを取り戻す時かもしれない」とスターティングイレブンに変化が加わる可能性も指摘した。
地元メディアでも有力視されていたのは、2023年に入ってからノーゴールが続くFWガブリエウ・マルティネッリに代わって、今冬加入のFWレアンドロ・トロサールの抜擢だ。前節ブレントフォード戦(1-1)で移籍後初ゴールを決めたベルギー代表がこの大一番で初先発となる予想がある。
そして、プレミアリーグ公式サイトは「冨安健洋も出番を得られるかもしれない」と日本代表DFのスタメン入りの可能性についても言及した。
「ベン・ホワイトは右サイドでブカヨ・サカと充実した関係を築いており、彼らのコンビネーションは攻撃に脅威をもたらす鍵になっている。しかし、冨安は敗れたカップ戦(FAカップ4回戦)で素晴らしいプレーをしていた。ジャック・グリーリッシュを黙らせるために起用されるかもしれない」
冨安は昨年10月30日の第14節ノッティンガム・フォレスト戦(5-0)で左サイドバックとして先発したのを最後にプレミアリーグではベンチスタートが続いている。1対1の守備の強さには定評あるだけに、アルテタ監督が古巣に対してより慎重なアプローチを取るケースでは左サイドからの仕掛けを得意とするグリーリッシュ対策としてスタメン入りも選択肢となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)