かつての敵将もいまは味方

　インテルのセルビア代表DFネマニャ・ビディッチが、マンチェスター・ユナイテッドから移籍後初となる23日のミラノダービーに向けて必勝を誓った。クラブの公式テレビ番組「インテル・チャンネル」に登場して強い決意を示した。
　マンU時代には、マンチェスター・シティとの激しいダービーを経験した。そのストッパーはこう意気込んだ。
「ダービーは何があっても、どんな時でも勝ちたいと思うような試合。楽しみたいし、いい試合をしたいけれど、何よりも勝利が優先される。雰囲気を味わえることを楽しみにしている。ダービーはいつもエキサイティングだ」
　初のミラノダービーを前に、クラブは決断を下した。成績不振を理由に、ワルテル・マッツァーリ監督を解任。ビディッチにとっては、かつてのライバルクラブを率いた敵将であるロベルト・マンチーニ監督が新たなボスとなった。
「全体的に彼はシティですごくいい仕事をしていた。サポーターも彼のことをクラブ史上最高の監督の1人だと心に刻んでいる。なぜなら、クラブに勝利をもたらした監督でもある」
　そう語り、かつての敵将の仕事ぶりを高く評価した。さらに、ビディッチはこう続けた。
「新しい監督は新しいアイデアと哲学をクラブにもたらす。マンチーニは、われわれに彼のやりたいサッカーとね期待していることを明示している。練習は素晴らしいし、すごく楽しい」
　現在9位と不振の名門が、ダービー戦勝利で、反転攻勢に打って出る。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images