“三笘封じ”にどう対処する? プレミア注目株に要警戒…本人が言及「ボールを奪いに直線的に…」
ブライトン公式サイトのインタビューでクリスタル・パレス戦を回想
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間2月11日に行われたプレミアリーグ第23節クリスタル・パレス戦(1-1)でスタメン出場するも、公式戦4試合連続ゴールとはならなかった。ブライトン公式サイトでは、対戦相手が自分のスタイルを研究してきていると感じているというコメントを紹介している。
三笘は直近の公式戦7試合で5ゴールを記録する絶好調ぶりで、クリスタル・パレス戦も左サイドでも先発出場。ブライトンは前半32分、ゴール前に駆け上がったエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンがゴールネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、オフサイドで取り消しとなる。
それでも後半18分、エストゥピニャンのクロスをファーサイドから走り込んだマーチが合わせて先制点を奪う。しかし同24分、クリスタル・パレスのセットプレーの場面で、GKロベルト・サンチェスがハイボールをファンブルし、こぼれ球を押し込まれる思わぬ形で失点を喫してしまう。試合はそのまま1-1で終了し、トップ4争いを演じるなかで手痛い足踏みを強いられることになった。
フル出場を果たした三笘は、守備対応に追われる時間も多く、得点は奪えなかった。ブライトン公式サイトは「クリスタル・パレス戦の1-1のドローという結果は、彼自身の高い基準からすると、影響力がなく、自ら最も厳しい批判をしている」と綴り、三笘のコメントを紹介している。
「試合が進むにつれて、相手が疲れてスペースが空くと思ったけど、そうはならなかった。もっといい状況でボールを受けられるようにしないといけない」
三笘は「相手が自分のプレースタイルを研究していると思うか?」との問いに、「ボールを奪いに直線的に向かってくる選手が減ったかもしれない。縦の道をふさいで、中に切れ込ませようとする選手が増えた。縦に突破してクロスを入れること、それからクロスのクオリティーも大事にしていきたい」と語っている。
現地時間2月18日にはプレミアリーグ第24節フルハム戦を控えており、「(クリスタル・パレス戦は)素晴らしい試合をしたけど、フットボールは1つのプレーで変わってしまう。勝てなかった理由は2点目が取れなかったから、でも、負けたわけではないから土曜日のフルハム戦のことだけを考えている」と、三笘は気持ちを切り替えて次戦を見据えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)