レアルが直面する“ベンゼマ後釜”問題、海外メディアが候補2人を指名 「アンチェロッティがファン」のブラジル代表FWとは?
ヴラホヴィッチとリシャルリソン、レアルが狙うはこの2人か
スペイン1部レアル・マドリードは現地時間2月11日、FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)決勝を5-3で制し、今年に入って初のタイトルを獲得した。シーズンの残りへ弾みをつけたなか、早くも来季編成に向けたプロジェクトを進めているようだ。懸案事項となっている“ベンゼマの後釜”問題について、候補として挙がったストライカーを米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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レアルは今シーズン、スペイン・スーパーカップのタイトルこそ逃したものの、ここまでUEFAスーパーカップとFIFAクラブW杯の2冠を達成。残るシーズンでラ・リーガとスペイン国王杯、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を狙う。
冬の移籍市場が閉まったこともありシーズンの残りを現有戦力で戦う必要があるとはいえ、気になるのが一部主力の高齢化だ。なかでもエースのフランス代表FWカリム・ベンゼマの後釜をどうするかは、クラブとして頭が痛い問題だろう。得点力を担保しつつ、1トップとして周囲も生かせる。そんな人材をレアルは探し続けて久しい。
ベンゼマの後釜について、同メディアでは複数の情報筋の話としてクラブが2人のストライカーを“追跡中”と報道。1人はイタリア1部ユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチ、もう1人はイングランド1部トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンだ。
記事によると、レアルはイタリア1部フィオレンティーナ在籍時からヴラホヴィッチに関心を示していたそうで、同選手にはベンゼマとポジション争いをする成長の余地があると考えているという。またヴラホヴィッチと言えば先日、ユベントスとの関係悪化を受けてレアルに“逆オファー”を送ったとの報道も流れた。
レアルはリシャルリソンの獲得にも熱心だという。記事はその根拠として、「カルロ・アンチェロッティ監督がイングランド1部エバートン時代に指導していた頃からリシャルリソンのファン」だと紹介。ただし、リシャルリソンがトッテナムと2027年まで契約を結んでいることから、こちらの獲得交渉は一筋縄ではいかないとしている。
来シーズンも多くのタイトルを狙ううえでいち早く解決しておきたいベンゼマの後釜問題。前述の2人に絞って獲得交渉が進むのか、それとも新たなストライカーが浮上するのか。レアルの動向が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)