エストゥピニャンのゴール取り消しへ プレミア審判の統括組織がクラブに謝罪 ブライトン公式も声明「大いに失望したが…」
オフサイドとなったエストゥピニャンへの判定が誤審認定
日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、現地時間2月12日に公式声明を発表。前日に行われたプレミアリーグ第23節クリスタル・パレス戦(1-1)でエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンのオフサイドでのゴール取り消しについて、審判の統括組織の謝罪を受けたという。
問題のシーンは0-0で迎えた前半32分、右サイドに大きく開いた三笘にパスが入り空いた中のスペースでエストゥピニャンがボールを受ける。味方へのパスは通らなかったがこぼれ球に反応したMFパスカル・グロスが拾うと、タイミングよくペナルティーエリア内へ入って来たエストゥピニャンへ。右足のダイレクトでゴールネットを揺らした。
ブライトンの先制かと思われたが、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。エストゥピニャンの位置がオフサイドだったとして得点は認められなかった。
しかし、この場面でVARが引いたオフサイドラインが間違っており、本来はオンサイドでゴールが認められるべきだったことが判明。PGMOL(Professional Game Match Officials Limited/イングランドにおける審判員の統括組織)が「重大な誤り」として、同日行われたアーセナル対ブレントフォード(1-1)のオフサイド見逃しと合わせて正式に“人的誤審”だと見解を示した。
この発表を受けて、ブライトン側も公式サイトでPGMOL側からの謝罪を受けたと公表している。
クラブの広報担当者は、「昨夜PGMOLがクラブに確認したように、昨日のクリスタル・パレスでのペルビス・エストゥピニャンのゴールを無効とする重大な誤りがあった」と発信。「ペルビスがオフサイドポジションにいたかどうかを判断するためにVARルームで引かれた線が誤っており、ゴールは成立するはずだった。このミスには大いに失望したが、クラブはPGMOLの謝罪を受け入れ、これ以上コメントを出すことはない」と声明を発表している。