レアルMF、公式戦二桁得点の“ノルマ達成” アンチェロッティ監督との「大きな賭け」に英注目

クラブW杯決勝で2ゴールを決めたバルベルデ【写真:ロイター】
クラブW杯決勝で2ゴールを決めたバルベルデ【写真:ロイター】

MFバルベルデがアンチェロッティ監督の課したノルマを早くも達成

 スペイン1部レアル・マドリードは現地時間2月11日、FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)の決勝でアル・ヒアルと対戦し、5-3で勝利。この試合でウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが2ゴールを決めたなか、英紙「スポーツ・バイブル」では、「アンチェロッティとの大きな賭けに勝った」と注目をしている。

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 現在24歳のバルベルデは2016年にレアルに加入。1年目はBチームにあたるカスティージャでプレー。17-18シーズンは当時スペイン2部だったデポルティーボ・ラ・コルーニャに期限付き移籍し、その後に復帰した。

 バルベルデは右のウイングでスタメン出場し、前半13分と後半25分にゴールを決め、レアルの史上最多5度目のクラブW杯制覇に大きく貢献をした。

 そんななか、「スポーツ・バイブル」紙では、昨年9月の会見でカルロ・アンチェロティ監督がバルベルデに対して語ったコメントを紹介し、バルベルデが「アンチェロッティとの大きな賭けに勝った」と伝えた。

 賭けの内容とは、アンチェロッティ監督が昨年9月の会見にて、「すべてのコンペティションで二桁の成績を収めなければ、監督を引退する」と、バルベルデの二桁ゴールが実現しなければ監督を引退するといったもの。バルベルデもアンチェロッティ監督のコメントを受け、「いいプレッシャーだ。監督が引退することで非難されるようなことはしたくない」と語っていた。

 今季のバルベルデは公式戦33試合に出場し11ゴールを記録。クラブW杯での1得点目でアンチェロッティ監督の課したノルマ越えを達成した。同記事では、試合前にバルベルデが「得点したら、ハグをする」とアンチェロッティ監督との約束も紹介し、2人の関係性を伝えている。

 主戦場は中盤ながら、右サイドバック(SB)や右ウイングでのプレーもこなし、得点能力にも磨きをかけたバルベルデ。昨年10月のクラシコなどで見せた豪快なミドルシュートも彼の代名詞の1つと言えるだろう。アンチェロッティ監督の下で更なる武器を身に着けたバルベルデは、クロアチア代表MFルカ・モドリッチや、元ドイツ代表MFトニ・クロースらのように、“クラブの顔”として今後も活躍を見せてくれるはずだ。

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