リバプール、80億円以上でサラー放出へ? 「内部協議を実施」と英報道、次なる移籍市場の“資金作り”へ
成績の低迷や財政的な問題の解消するためと指摘
今季低迷しているリバプールが得点源のエジプト代表FWモハメド・サラーを5000万ポンド(約80億円)以上の高額で売却することを計画していると英メディア「フットボール・インサイダー」が報じている。
リバプールは2015年に就任したユルゲン・クロップ監督の下でプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを獲得するなど成功を収めてきた。昨季も終盤まで4冠の可能性を残し、最終的に国内カップ戦を2つ制した。
しかし、今季は開幕から苦しみ、プレミアリーグでは20試合を終えた時点ですでに7敗(8勝5分)を喫するなど10位に沈み、タイトルレースはおろか、来季の欧州カップ戦出場権争いでも大きく遅れを取った。また、オーナーのフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)がクラブの売却を検討しているという報道も出るなど、ピッチ内外で混乱が起きている。
そうしたなかで同メディアによれば、クラブは成績の低迷や財政的な問題の解消するために今季終了後に「大改革を計画中」で、その一環としてサラーの放出を考えているという。昨夏にセネガル代表FWサディオ・マネ(バイエルン・ミュンヘン)を手放してウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを加えたように、今夏にはサラーを売ってその資金を新戦力の補強に回そうと考えているようだ。「リバプールはスーパースター(サラー)を5000万ポンド以上で売却するための内部協議を行った」と伝えられている。
リバプールはドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得の噂が盛んに報じられている。今夏の移籍市場でどのような動きを見せるのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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