マンUが本田のチームメートのフランス代表ラミ獲得へ 

守備再建に着手

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は、本田圭佑の所属するACミランのフランス代表DFアディル・ラミの獲得に乗り出しているという。地元紙「デイリー・スター」が報じた。
 今夏の移籍市場で1億5000万ポンド(約277億5000万円)の巨額投資を行ったマンUだが、ルイス・ファン・ハール監督は、経験豊富な守備陣が不足していると考えているようだ。
 今季は、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド、元セルビア代表DFネマニャ・ビディッチなどのベテラン勢がチームを去った。さらに追い打ちをかけるように、北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンズ、アルゼンチン代表DFマルコス・ロホ、イングランド代表DFフィル・ジョーンズが負傷で離脱を余儀なくされている。そのため、U-21イングランド代表DFタイラー・ブラケットと、北アイルランド代表DFパディー・マクネアという若いコンビが名門の防波堤を担う事態に陥っている。
 ACミランは今冬、夏に完全移籍で獲得したばかりのラミを早くも次の移籍市場に放出すると言われている。マンUは、すぐさまこれに反応。28歳のフランス代表DFの獲得に向けて準備を始めたもようだ。
 フィリッポ・インザーギ監督の元、先発の座を失いつつあるフランス代表DFは、壊滅的な危機にさらされているマンUの守備陣の救いの手となるのか。その動向に注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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