三笘薫、期待に反して“沈黙”も現地メディアは及第点の評価 「大人しかったが常に脅威」
ブライトンはクリスタル・パレスに1-1のドロー 三笘は3試合連続ゴールならず
イングランド1部ブライトンは現地時間2月11日、プレミアリーグ第23節でクリスタル・パレスと対戦し、1-1と引き分けた。日本代表MF三笘薫は先発フル出場を果たし、持ち前の突破力を発揮したものの、ゴールに絡めなかった。現地メディアは三笘に対し及第点を付け、「最近の水準で見るとだいぶ大人しかったが、常に脅威ではあり、守備の任務を適切に行った」と評価している。
三笘は直近の公式戦7試合で5ゴールを記録する絶好調ぶりで、クリスタル・パレス戦も左サイドで先発出場。すると前半26分、MFソリー・マーチとのワンツーからペナルティーエリアに侵入した三笘が右足でシュートを狙うも、相手GKの好セーブに阻まれた。三笘の決定機から6分後には、ゴール前に駆け上がったエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンがゴールネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、オフサイドで取り消しとなる。
それでもブライトンは後半18分、エストゥピニャンのクロスをファーサイドから走り込んだマーチが合わせて先制点を奪う。しかし同24分、クリスタル・パレスのセットプレーの場面で、GKロベルト・サンチェスがハイボールをファンブルし、こぼれ球を押し込まれる思わぬ形で失点を喫してしまう。試合はそのまま1-1で終了し、トップ4争いを演じるなかで手痛い足踏みを強いられることになった。
三笘はボールを持った際に突破の迫力を示してはいたものの、クリスタル・パレスの右サイドには攻撃の起点であるMFミカエル・オリーセが存在感を発揮していたこともあり、これまでよりも低い位置で構えることが多く、守備対応に追われる時間も目立っていた。
地元メディア「Sussex Express」はクリスタル・パレス戦に出場した選手を10点満点で採点し、三笘は及第点となる6点と評価。「グアイタのセーブに遭った。最近の水準で見るとだいぶ大人しかったが常に脅威ではあり、守備の任務を適切に行った」と、得点には絡めなかったものの、攻守にわたってチームに貢献していたプレーに注目していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)