元スコットランド代表FWネビン氏は三笘に「釘付け」と告白

　イングランド1部ブライトンは、現地時間2月11日に敵地で行われるプレミアリーグ第23節でクリスタル・パレスと対戦する。日本代表MF三笘薫は、公式戦3試合連続ゴール中と好調をキープしているが、元スコットランド代表FWパット・ネビン氏は、古巣チェルシーに対して「三笘を獲得しなかったなんて信じられない」と見解を述べた。アイルランド紙「アイリッシュ・ポスト」が伝えている。

　ブライトンは現地時間2月4日に行われたプレミアリーグ第22節ボーンマス戦で、相手の守備を崩しきれずにスコアレスの時間が終盤まで続いていたが、後半42分に三笘が左からのクロスにヘディングで合わせて決勝ゴールを奪い、1-0で勝利を収めた。三笘は公式戦3試合連発で今季7点目となった。

　直近7試合で5ゴール、公式戦3試合連発のうち2発はいずれも勝負どころでチームを勝利に導く決勝ゴールとあって三笘の名前は世界に響き渡っている。

　チェルシーやエバートンでプレーした元スコットランド代表FWネビン氏は、「アイリッシュ・ポスト」紙の独占インタビューで「ブライトンを観戦する時、夢中になってある1人の選手しか観ることができない」として、三笘について語った。

「三笘薫のテクニカルなプレーは、限られた選手しかやらない。もし私がテレビ局で働いていたら、ぜひ取り上げたい。現代サッカーは彼のするようなプレーを許さないが、それでも彼はやってのけるんだ。（クリスティアーノ・）ロナウドや（エデン・）アザールら偉大な選手のほとんどが、スラロームのようなドリブルをする。それが相手を打ち負かす方法だった。でも、三笘はそうじゃない。1つ前の世代で見ていたものよりも古い。彼はそのスピードとテクニックを駆使して抜き去っていて、私を完全に釘付けにしている」

　また、ネビン氏は古巣チェルシーが今冬の移籍市場で三笘に関心を示していると報じられながら獲得には至らなかったことを受け、「チェルシーが彼を獲得しなかったなんて信じられない。ブライトンでの彼の時間は限られているから、ブライトンのファンは今を楽しむべきだ」と近い将来のビッグクラブ移籍を予言していた。