プレミア200ゴール達成のケイン、ルーニー&シアラーとの記録差に英注目「何ゴールが必要?」
ルーニー氏&シアラー氏を越えるのはいつ?
イングランド1部トッテナムに所属するFWハリー・ケインが現地時間2月6日に行われたプレミアリーグ第22節のマンチェスター・シティ戦で決勝ゴールを決め、トッテナムでのゴール数を「267」に更新。クラブレジェンドである元イングランド代表FWジミー・グリーブスの記録を抜き、クラブ最多得点記録を更新した。そして同時に、プレミアリーグ通算200ゴールを達成するメモリアルな一戦となった。
ケインは2015-16シーズンから背番号10を背負いチームのエースとして攻撃を牽引。同シーズンに22ゴールで得点王に輝くと、翌シーズンには29ゴールを決めて2年連続で得点王に立った。
17-18シーズンには自身最多となる30ゴールを決めるもリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーに2ゴール及ばず3年連続得点王受賞とはならなかったものの、ハイペースで得点を積み重ねてきた。
そんななか、迎えたシティ戦で決勝ゴールを決めクラブ記録を更新。プレミアリーグ通算200ゴールの大台にも乗り、トップ2人のウェイン・ルーニー氏とアラン・シアラー氏の記録に限りなく近づいた。
英サッカー情報サイト「Squawka」もケインの記録達成に注目し、「ハリー・ケイン、名選手を追い詰める。ルーニーとシアラーを抜くには何ゴール必要か?」と見出しを打ち、ケインが2人のレジェンドを抜き去り、いつプレミアリーグ通算最多スコアラーになるのかを予想した。
計491試合で208ゴールを決めたルーニー氏の記録には、「ケインはルーニーと並ぶために8ゴール必要であり、たとえ調子が落ちたとしても、2023-24シーズンのキックオフまでに2位に浮上するチャンスは少なからずあるはずである」と、今シーズン中でルーニー氏の記録に並ぶことを予想した。
そして、計441試合で260ゴールを決めたシアラー氏の記録については、「アラン・シアラーを超えるという保証は全くない」と、上回れない可能性があることを前提とし、「プレミアリーグに残り続けなければならない」ことと、「スパーズは少なくとも今のクオリティを維持しなければならない」と、チーム状況が影響することも指摘。最後に「30代でもプレーを続けるモチベーションが必要」と、3つのポイントを指摘した。
続けて同紙では、「14-15シーズン以降で21ゴールを決めて以来、リーグ戦で17ゴールを下回ったことがない」と、驚異的な得点ペースについて言及し、「17-18シーズンには30ゴールの大台に到達している」と、爆発的な得点力を兼ね備えていることにも触れ、ここ7シーズンの平均ゴール数(22)から、「もしこのペースで得点を重ねれば、シアラーを超えるにはあと3シーズン必要であり、25-26シーズンのいずれかの時点で達成されるだろう」と、3シーズン後となる25-26シーズンでの記録達成を予想した。
最後に「年齢を重ねるごとにゴール数は減っていくはずだ」と、キャリアが進むにつれて得点ペースが落ちることを指摘したものの、「記録を打ち立てるには、ただ姿を見せ、得点を重ねるだけで十分なのだ」と、同紙ではケインの記録達成に太鼓判を押している。