モナコ南野拓実は「大きな戦力」 “高質プレー”に現地メディア見解「特筆に値する」
クレルモン戦で存在感発揮、2点目の起点に
フランス1部ASモナコの日本代表MF南野拓実は、2月5日に行われたリーグ・アン第22節クレルモン戦(2-0)で6試合ぶりにスタメン出場。結果こそ残せなかったものの、攻守に冴え渡った働きぶりを現地メディアは「特筆に値した」と称えている。
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前節オセール戦までのリーグ戦5試合で出番のなかった南野だったが、アウェーでのクレルモン戦ではトップ下で先発出場。1点リードして迎えた前半13分には、自陣での執拗なプレスからボールを奪い、そこからの速攻から味方へパスを預け追加点へつなげた。
ゴールやアシストこそなかったものの、後半40分に交代するまで積極的にチャンス絡んだ働きぶりに、フィリップ・クレメント監督も「準備ができていたし、いい試合をしていた」と称賛。さらに現地メディアからも高評価が下されている。
モナコ誌「モナコトリビューン」は「南野がASモナコで活躍できる理由」と題した分析記事を展開。クレルモン戦で頻繁にポジションを変えながら、相手の背後を狙う動きを繰り返していた点に注目し「ボックス内やその周辺をきちんとキープしていたいくつかのプレーは特筆に値する」と熱視線を注いだ。
さらに、足もとのテクニックを活かし、攻撃に関与していたシーンについては「質の高いプレーを見せた」と高評価。2点目の起点になった守備に関しても効果的だったことが指摘され「大きな戦力になっていることは間違いないだろう」と、攻守での働きぶりが称えられている。
この試合で南野は7回のボール奪取、6回のインターセプト、4回の枠内タッチ、3回のドリブルをマーク。今季から加入したモナコではこれまで、持ち味を発揮し切れない状況が続いたものの、鋭い動きでゴールを狙う姿勢や献身的な守備からは、復活を感じさせる場面もあった。
記事では「ベストに近いレベルを取り戻し、自信を回復するためのターニングポイントになることを期待したい」とポジティブに伝えられ、確かな存在感を放った日本人アタッカーへ期待の眼差しが向けられていた。