クロップ監督の進退はCL次第? 不調リバプールの「未来が懸かっている」と英報道
「クロップの将来はかつてないほど不確かなものとなってしまった」と指摘
イングランド1部の名門リバプールは、現在プレミアリーグ10位(8勝5分7敗)と低迷している。チームを率いるユルゲン・クロップ監督の進退も噂されるなか、海外メディアは「クロップのリバプールの未来はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に懸かっている」と報じている。
近年リーグや欧州大会で数々の功績を遂げてきたリバプールが不振に陥っている。リーグカップ4回戦でマンチェスター・シティに力負けすると、FAカップではブライトンの日本代表MF三笘薫の決勝弾を食らって敗れ、2つのタイトル獲得をすでに逃している。
また、プレミアリーグでも勝ち切れない試合が続き、現地時間2月5日に行われた直近のプレミアリーグ第22節ウォルバーハンプトン戦で0-3の完敗。現在10位と首位から遠ざかっている。
そんな現状を、英メディア「caughtoffside」も「クロップの将来はかつてないほど不確かなものとなってしまった」と伝え、指揮官の進退が危うい立場にあることを指摘。唯一残されたCLの成績次第で、更迭の可能性もあると報じている。
「リーグ戦に手が届かず、FAカップではブライトンに、EFL(リーグカップ)ではマン・シティにそれぞれ敗退した今、クロップのシーズンはたった1つのトロフィー、チャンピオンズリーグに懸かっている」
現地時間2月21日より始まるCLラウンド16で迎え撃つのはスペイン1部の名門レアル・マドリードだ。記事では「チームを栄光へと導くことは期待されていない」としつつ、「クラブの意思決定者は監督の運命を決める前に、CLの結果を待ってもいいと思っているようだ」と欧州大会での状況を鑑みて、クロップ監督の将来が左右されると想定している。
「クラブの理事会はここ数週間のリーグ戦でのような崩れ方を見たくないようで、そうなった場合はドイツ人が次に解任される大物となる可能性が高い」と、大々的に退任の話も持ち出しているが、リバプールの未来は今後どう動いていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)