「このままいけば…」 ブライトン三笘の“サクセスストーリー”に英注目「歴代の日本人選手を凌駕」
プレミアリーグで直近7戦5ゴールと絶好調
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、世界最高峰と呼ばれるプレミアリーグでセンセーショナルな活躍を見せ、同国内でも大きな注目を集める存在となった。英メディアは「このままいけば、歴代最高の日本人プレミアリーグ選手になる」と称賛している。
三笘は2021年に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。1年目はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へ期限付き移籍して欧州での経験を積み、今季ブライトンでプレミアリーグデビューを果たした。
開幕直後はベンチからの起用が続いたが、ロベルト・デ・ゼルビ監督就任後にレギュラーに定着。プレミアリーグでは直近7試合で5得点を挙げるなど好調で、公式戦20試合で7得点2アシストをマークしている。チェルシーやリバプール、アーセナルなど強豪相手にも強烈なインパクトを与えた。
そんな三笘は、プレミアリーグの舞台でプレーした11人目の日本人選手となる。ブライトン地元メディア「Sussex Express」は、2002年に日本人初のプレミアリーグ出場を果たした稲本潤一(フルハム、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)を筆頭に、中田英寿(ボルトン)、戸田和幸(トッテナム)、宮市亮(アーセナル)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、岡崎慎司(レスター・シティ)、吉田麻也(サウサンプトン)、武藤嘉紀(ニューカッスル)、南野拓実(リバプール、サウサンプトン)、冨安健洋(アーセナル)と歴代の日本人プレミアリーガー10人も紹介したうえで、「このままいけば三笘は歴代の日本人選手を凌駕し、歴代最高の日本人プレミアリーグ選手になるだろう」と25歳のウインガーを絶賛した。
ブライトンは昨季のプレミアリーグで9位に入り、トップリーグでのクラブ最高順位を更新した。躍進を導いたグレアム・ポッター監督(チェルシー)は主力選手の多くを引き抜かれたが、今季は20試合を終えて6位と昨季以上の快進撃を続けている。そのなかで三笘は、「来季のヨーロッパカップ戦やFAカップでの次なるステージ進出を目指すシーガルズ(ブライトンの愛称)で今、最も重要な選手の1人」と称されている。
岡崎や香川、南野といったプレミアリーグ制覇を経験している選手はいるが、個としてのパフォーマンスでここまでの衝撃をもたらしている日本人選手はほかにいないだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)