「クラブの功績だ」 三笘薫、大学→プレミア席巻の大躍進に元英代表が感嘆「こんな話は見たことない」

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

トッテナムなどで活躍したデフォー氏、三笘の実力に賛辞

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、2月4日のプレミアリーグ第22節ボーンマス戦で決勝ヘッド弾をマークし、1-0勝利に貢献。直近の活躍ぶりに英国内では熱視線が注がれるなか、元イングランド代表FWが三笘の才能を称えるとともに、成長ぶりに感嘆の声を上げている。

 三笘はボーンマス戦の後半42分、味方のクロスを頭で合わせ決勝ゴールをマーク。先月29日のFAカップ4回戦リバプール戦(2-1)に続き、試合終盤で殊勲の活躍を見せた。これで直近の公式戦7戦5発と勢いはとどまらず、イングランドの強豪アーセナルが獲得に興味を示しているとの報道まで飛び出している。

 イングランドを席巻する好パフォーマンスに、かつてイングランド1部トッテナムなどで活躍した元同国代表FWジャーメイン・デフォー氏も賛辞を送っている。英メディア「THE BOOT ROOM」は「ジャーメイン・デフォーが三笘薫を絶賛」と見出しを打ち、オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」に語った賛辞の言葉に注目している。

 デフォー氏は、三笘が数年前まで大学生だった事実を引き合いに「彼は大学でドリブルの研究をしていたが、今では最も多くのドリブルをしている」とプレミアでの活躍ぶりに脱帽。「信じられない。こんな素晴らしい話は見たことがない。このような選手を見つけることができたのは、クラブの功績であり、獲得のおかげだ」と、ブライトンの補強戦略も称えている。

 記事では「デフォーは、三笘のことを信じられない才能と評し、シーガルズの獲得に拍手を送っている」と綴られ、英国内で特大なインパクトを放っている日本人アタッカーに脚光。ブライトンへの加入時に250万ポンド(約4億円)だった移籍金はいまや3500万ポンド(約55億円)と言われるほどに高騰し、三笘の動向は日本だけでなく、世界が熱視線を送っていると言っていいだろう。

 今後はピッチ上でのパフォーマンスに加え、シーズンオフの去就動向も注目ポイントに。歴代日本人プレミアリーガーの中でも、ひと際輝きを放っている三笘への注目度は現地でもしばらく冷め止まなさそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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