「喋るよりもグラウンドの上で毎日目標に向かって切磋琢磨しながら戦い続けたい」

　ベルギー1部シント＝トロイデンからJ1セレッソ大阪に復帰した元日本代表MF香川真司が、2月5日に「YANMAR TOKYO（ヤンマー東京）」で行われた加入記者会見の場に登壇。C大阪でJリーグを戦う意気込みを明かした。

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　香川は2006年にC大阪でプロキャリアをスタート。2009年にはJ2得点王（27ゴール）に輝くなど主力選手となり、10年夏にドイツ1部ボルシア・ドルトムントへ。ユルゲン・クロップ監督（現リバプール監督）の下で世界的評価を高めると、12年夏にイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに移籍。14-15シーズンにドルトムントへ復帰したのち、トルコ1部ベシクタシュ、スペイン2部レアル・サラゴサ、ギリシャ1部PAOK、ベルギー1部シント＝トロイデンと渡り歩いた。

　2023年2月1日に完全移籍でのC大阪復帰が決まり、約12年半ぶりにJリーグの舞台に帰って来た香川。5日に開いた加入記者会見で背番号は「8」に決定したなか、復帰への思いを口にしている。

「還元すること、経験を伝えるのはあまり考えていないと言えば語弊があるかもしれないが…」と前置きし、「僕自身は今の自分が持っているものをピッチの上で発揮する、日々のトレーニングで証明し続けるのは変わらず続けているシンプルなこと。それは誰よりもやり続けないといけない」と自身を引き締めた。

「喋るよりもグラウンドの上で毎日目標に向かって切磋琢磨しながら戦い続けたい。その中でプラスアルファ。コミュニケーションを取りながらやっていけたらいい」

　プレーで語りたいと話す香川は、チーム内の競争が厳しいことも理解しているようだ。「横一列の競争なので、厳しさは経験している。だからこそ自分も飛躍していきたいし成長したい。日々のトレーニングでお互いに高め合いながら成長したい」と意気込みを新たに、Jリーグでの再挑戦が始まろうとしている。