元英代表FWスタンリー・マシューズ氏も三笘と同タイプと紹介

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ初挑戦で鮮烈な活躍を見せている。海外メディアから称賛が相次ぐなか、タイ紙「バンコク・ポスト」は「ドリブルの魔術師」と呼ばれた名手を引き合いに出して取り上げている。

　ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズからブライトンに復帰した今季、三笘はプレミアリーグ初挑戦ながらリーグ戦14試合に出場して4得点1アシストを記録。公式戦全体で見ても19試合で6ゴール2アシスト、直近11試合で6ゴールという強烈なインパクトを残している。

　プレミアリーグ、FAカップでの活躍により、冬の移籍市場では強豪アーセナル、リバプール、チェルシーなどの補強候補として噂が飛び交うほど、“時の人”となった三笘。タイ紙「バンコク・ポスト」は、「三笘マジックがウインガーに焦点を当てさせる」と見出しを打ち、25歳の日本人アタッカーを取り上げている。

　記事では、ブライトンのイングランド代表MFアダム・ララーナが三笘に関して「1対1の能力がセンセーショナル」「彼はすごく簡単に相手を抜く」と称賛したコメントを紹介しつつ、「三笘のドリブルは印象的で、相手DFと対峙してプレーする姿は見ていてワクワクする」と高く評価した。

　また、特集では「マシューズ」と名付けられた絶妙なフェイントで多くのディフェンダーを悩ました「ドリブルの魔術師」こと元イングランド代表FWスタンリー・マシューズ氏についても触れており、「マシューズは三笘のようにうしろに下がろうとするディフェンダーに向かって走る時点で優位に立ち、相手を抜き去る」と伝えている。

　元イングランド代表FWトム・フィニー氏、元北アイルランド代表FWジョージ・ベスト氏、元イングランド代表FWボビー・チャールトン氏、元スコットランド代表FWデニス・ロー氏といった名立たるウインガー、アタッカーと同列に紹介された三笘。今後、どこまで成長を遂げることができるだろうか。