ブライトン指揮官、三笘&マーチの“両翼”に抱く大きな期待 「より多くのゴールを挙げられるポテンシャルがある」
マーチが監督への全幅の信頼、デ・ゼルビ監督は三笘についても言及
日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、プレミアリーグで7位につけており、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場も夢ではない。シーズン途中から指揮を執るイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ監督は、直近の公式戦7試合で4得点1アシストの三笘がもっと多くのゴールを挙げられると感じているようだ。英メディア「The Athletic」が報じている。
同じブライトンのイングランド人MFソリー・マーチは、ほぼ2シーズンにあたる55試合ノーゴールだった。ところが、直近5試合では4得点2アシストを記録する変貌ぶりを見せている。マーチは、「監督は僕のことを信頼しているし、僕がもっとできると信じてくれている。その恩恵を僕はたくさん受けている」と、デ・ゼルビ監督の存在が活躍を後押ししていると話した。
そして、監督からは「誰もがチャンスで外すことがある。彼は、『顔を上げて、私たちが知っているキミにできることをやりなさい』と言ってくれる。それも助けになっている」と、助言を明かした。
右サイドハーフを務めるマーチを特集した記事で、同じく注目されたのが、左サイドハーフに入る三笘だ。マーチは「デ・ゼルビ監督が、すべてのパス、すべてのボールタッチに要求する細かいことが、本当に助けになっている。彼は、僕たちを前に押し上げてくれる」と、両サイドのアタッカーがゴールに絡めている要因を語ったが、まだ監督の要求は満たせていないようだ。
マーチの改善点について、デ・ゼルビ監督は「スペースをもっとうまく攻めなければいけない。中にも侵入し始め、ボールをキープすることも大事だ。例えば、ポゼッションも改善しなければいけない。枠内シュートも増やさないとだ」と話す。
さらに「ほかの10人は、彼がフリーの状態でボールを渡せるように向上しないといけない。ソリーとミトマをよりいい状態で1対1ができるようにして、スペースを攻めるんだ。1人の選手の成長は、その選手次第だが、同時に残りの10人次第でもある」と、チームとしても両サイドを武器にしていきたい意向を示した。
そして、「私は、できれば全選手がシーズン10ゴールを挙げてほしい。でも、それは難しい。大きなチャレンジだ。私は、現実的なことしか言いたくない。マーチ、ミトマ、彼らはより多くのゴールを挙げられるポテンシャルがある。間違いなくね」と、両翼への期待を語っている。
すでにビッグクラブも注目し始めている三笘だが、指揮官はまだまだ潜在能力があると感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)