マンUグリーンウッド、不起訴もクラブ内で賛否…メンバーリスト復帰も監督は明言回避「まだなんとも言えない」
テン・ハフ監督は処遇を現段階で明らかにせず
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドでは、イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドの復帰に関してスタッフ内での意見が分かれているという。英紙「ガーディン」が報じた。
21歳のグリーンウッドは昨年1月にレイプや暴行、殺害脅迫の容疑で逮捕、起訴されクラブでの活動が停止していた。しかし、検察によれば、主要な目撃者が捜査への協力を取りやめたため、「有罪判決の現実的な見込みはもはやない」と発表。グリーンウッドへの訴訟は取り下げられ、クラブのメンバーリストにも名前が復活した。
これにより、クラブは同選手の復帰に向けた内部プロセスの取り組みをスタートさせる。グリーンウッドはユナイテッドと2025年までの契約を結んでおり、クラブが判断すれば再びプレーすることになる。ただし、グリーンウッドを復帰させるべきかどうかについては、クラブのスタッフの中でも意見は分かれているという。
グリーンウッドの復帰が与える商業効果やクラブのブランドへの影響について、状況を監視しているアディダスなどのグローバルパートナーからどのように受け止められるのかも、十分に検討する必要があるようだ。チームを率いるエリック・テン・ハフ監督は先週金曜日の段階では、「現時点ではまだなんも言えない」とグリーンウッドの処遇についてまだ明らかにしていない。
グリーンウッドは7歳からユナイテッドでプレーし、17歳でトップデビューを飾った超逸材。2021-22シーズンはプレミアリーグ開幕からスタメンの座を手にし、活動停止となるまで公式戦24試合で6得点2アシストを記録するなど活躍していた。再び赤い悪魔の一員としてピッチに立つことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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