セルティック、新戦力確保で“競争激化” ポステコグルー監督「トップチームには保証など存在しない」
確保された選手はいないと発言「常に自分のポジションを争わなければいけない」
スコットランド1部セルティックは、今冬の移籍市場で新たにDF小林友希、MF岩田智輝を含めた4選手を獲得した。アンジェ・ポステコグルー監督は、チーム内の競争がより激しいものとなり、ポジションを保証された選手はいないと語っている。英公共放送「BBC」がオーストラリア人監督のコメントを報じた。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
ポステコグルー監督は、「ここでの日々の練習は、どんな試合にも負けないくらいに激しい。それだけ質の高い選手たちが揃っているからだ」と、切り出した。
「私には、野心のある選手たちが揃っている。トップチームには、保証など存在しない。常に自分のポジションを争わなければいけない。長く続くもの、永続的なものなどないんだ」
2021年夏に横浜F・マリノスを離れ、セルティックの監督に就任したポステコグルー監督は「再建が必要だったことに疑いはない。なぜなら、多くの選手たちが離れていったからね。私はチームを作り直す必要があると感じた。そのために2年も3年も与えられないことも分かっていたから、即座に取り組み、すぐに成功を収められるようにトライした。私たちは時間に逆らって取り組んだよ。その成果を18カ月、4回の移籍市場で示し、とても良いチームになったと思う。さらに改善するために、努力し、情熱を注げば、何を成し遂げられるかなんて、誰もわからない」と、現状に満足していないことを語っている。
ポステコグルー監督が獲得した選手で、最も成功を収めている選手の1人がFW古橋亨梧だ。現地時間2月1日のリビングストン戦(3-0)でもゴールを決め、今シーズンの通算21得点目を決めたストライカーについて、「休養が必要というサインは、一切出ていない。彼の仕事量は驚異的だ。とにかく突出している」と、語っている。
その古橋とのポジション争いに敗れる形となったギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスは、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドへの移籍が報じられている。「それは私の関わるところではない」と言うポステコグルー監督は「彼がチームに戻ってくるとは思っていないが、まだ最終決定はしていない」と、移籍が確定していないことを明かした。
冬の移籍市場で戦力がさらに充実したセルティックは、スコットランドリーグ2連覇を成し遂げることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)