「まるでショーだ」 三笘薫の無双ドリブルに英国人DFが驚き、圧巻技を回想「恐ろしい」

ユニオンSG時代の三笘薫【写真:Getty Images】
ユニオンSG時代の三笘薫【写真:Getty Images】

ユニオンSGの元同僚、イングランド人DFバージェスがベルギー時代のプレーに驚き

 イングランド・プレミアリーグのブライトンで活躍中の日本代表MF三笘薫は日に日に評価を高めているが、昨季に期限付き移籍先のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)でチームメイトだったイングランド人DFクリスチャン・バージェスは、英公共放送「BBC」に対してシーズン中、あるいはトレーニング中のエピソードも交えながら三笘のドリブルの凄さを語っている。

 バージェスが回想しているのは2021年10月のセラン・ユナイテッド戦で、ハーフタイムを前に0-2の劣勢だったうえに退場者も出してしまったゲームだった。後半頭から投入された三笘は、後半だけでハットトリックを達成してチームは4-2の逆転勝利を収めた。「彼は完全に試合を支配し、僕たちのために勝利してくれた。まるで『三笘薫ショー』だった。彼は止めらない、アンストッパブルなんだ。深い位置からのボールを受けて、長い距離を持ち運んで4点目を決めたんだ。あのとき、『ワオ! こいつは凄い、特別だ!』と思ったのを覚えている。その時、彼は本当に有能な選手だと分かったんだ」と話す。

 J1川崎フロンターレからブライトンへの移籍が決まったのが21年夏で、そのままユニオンSGへの期限付き移籍が決まった。そのトレーニング中、デンマーク人DFヨナス・バガーを軽々とかわしていく姿に「笑ってしまった」と話すバージェスは、自身が対峙する相手として見た時の三笘についてどれほど難しい相手なのかを力説している。

「彼が向かってきて、しかも1対1だと、どうしたら良いか分からなくなってしまう。彼は外を突破してもスピードを生かして回り込んで、右足でフィニッシュしてしまう。それを防ごうとすると、中にカットインしてファーサイドの選手にラストパスを出す。彼を止めることができた時は『自分はなんていい選手なんだ』と感じるんだけど、何度もそうできたわけではなかったね。彼が高い能力を持っていて、トップレベルでプレーできることは明らかだった」

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