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ベンチスタートの長友に出番訪れず インテルが逆転負けで二桁順位に転落
イカルディが自ら志願してPKキッカーを務めるも失敗
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、16日の本拠地カリアリ戦で1-2の逆転負けを喫した。インテルはエースFWマウロ・イカルディが先制PKのチャンスを外すなどチグハグな戦いぶりで、カリアリに勝ち点でも逆転されて二桁順位に落ちることが決まった。ベンチスタートの長友に出番はなかった。
インテルは圧倒的にボールを保持する立ち上がりを見せた。そうしたなかで前半26分、イカルディがクロスボールに対して相手DFに手を掛けられて転倒。これが追加副審の進言によりPK判定。しかし、自らキッカーとしてスポットに立ったイカルディはゴール右隅を狙いすぎたのか、キックは枠外に飛んで失敗。0-0のままハーフタイムに入った。
後半に入るとオープンなゲーム展開になり、インテルのGKサミル・ハンダノビッチと、ユベントスでのプレー経験も持つカリアリの39歳ベテランGKマルコ・ストラーリのセーブ合戦になった。そこで、先に陥落したのはストラーリ。インテル左サイドからのボールをMFジョアン・マリオが合わせると、ストラーリが一度セーブするもこぼれ球を再度マリオに押し込まれた。インテルは後半11分に1-0のリードを奪った。
しかし、インテルはゲームを落ち着けることができず、同26分にゴール前の混戦からFWフェデリコ・メルキオーリに押し込まれて1-1の同点。さらに同40分、左コーナーキックがファーサイドに流れたところ、角度のないところからメルキオーリが強引に中央へ折り返すと、インテルDFジェイソン・ムリージョに当たったボールはゴール枠すれすれに飛ぶ。さらにニアポストに当たってコースが変わり、ハンダノビッチに当たってゴールに転がり込んだ。不運な失点ながら、インテルは1-2とリードを奪われた。