浦和の9季ぶりタイトルと“血染めのソックス” 21歳のドリブラーが手にしたハリルJへの挑戦権
海外メディアに「日本代表入り」を宣言
そんな奮闘ぶりだったにもかかわらず、「なんか、カッコいいじゃないですか」とニヤリと笑うほどの余裕を見せていた。
ルヴァン杯決勝の前日に海外メディアからの取材を受けていた関根は、ハッキリと「日本代表を目指している」と宣言していた。今夏のリオデジャネイロ五輪では最後まで招集の待望論がありながら、出場を逃した。そして「もうA代表に入るしかないので」と、リオ経由ではなくリオを飛び越えてのロシア行きを目指している。
浦和の下部組織から育った生え抜きで、Jリーグでも有数のドリブル能力を持つ21歳のアタッカーが、プロ3年目でついに手にした勲章――。チームに9シーズンぶりのタイトルをもたらした突破力と強靭なメンタルを武器に、閉塞感漂う日本代表入りを虎視眈々と狙っている。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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