三笘薫が「新レベルへ引き上げた」 元ブライトン戦士、クラブ躍進導く“代表格”と称賛

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

2014年から20年までプレーしたMFスティーブンス、ブライトンの成功に言及

 イングランド1部ブライトンは若き才能が躍動し、プレミアリーグで快進撃を続けている。2014年から20年までブライトンでプレーしたイングランド人MFデール・スティーブンスは躍進を導いている代表格の1人として日本代表MF三笘薫の名前を挙げている。

 ブライトンは2017-18シーズンにプレミアリーグに昇格。そこからの4シーズンは15位、17位、15位、16位と残留ラインギリギリでのフィニッシュが続いていたが、昨季はグラハム・ポッター監督(現チェルシー)の下で9位と大躍進を遂げた。今季途中にポッター監督は引き抜かれたが、ロベルト・デ・ゼルビ監督によってチームはさらなるスケールアップを果たし、19試合を終えて6位。欧州カップ戦出場権獲得を射程圏内に入れている。

 そんなチームを支えている選手たちの多くは、世界的に無名ながらも才能を高く評価され、若くしてこのブライトンへとやってきた。ブライトンで磨きをかけた原石たちがビッグクラブへ旅立つ姿はこの数年で多く見られ、近年のプレミアリーグにおける出世街道の1つとなっている。

 14年から20年までブライトンに在籍し、クリス・ヒュートン元監督(14-19年)、ポッター前監督(19-22年)の下でプレーしていたイングランド人MFスティーブンス(無所属)は英公共放送「BBC」のポッドキャスト番組で「彼らは長年の努力によって、今のような称賛を受けるにふさわしいクラブになった。この7、8年は決して順調ではなかった。ここには計画があり、それはこのクラブで働く誰よりも大きなものだ」と近年のブライトンの成功に辿り着くまでの道のりを振り返った。

 そのなかでスティーブンスは「(モイセス・)カイセドや三笘がチームを新しいレベルへと引き上げてくれた」とチームの中核を担う2人を称賛。21歳のカイセドは冬の移籍市場でビッグクラブから引く手あまたとなり、三笘も今やプレミアリーグ屈指のサイドアタッカーとして目を引く存在となっている。彼らの台頭も後押しとなり、ブライトンのトップ4入りも「決して手が届かないものではないものではない」と語った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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